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映画「続三丁目の夕日」観ました。
冒頭、一作目と同じ昔の東宝のマークから始まります。
東宝のロゴがラヂオのマークに変わり、ザーザーという音と共に「ヤン坊ニン坊トン坊」の歌が流れてくると思いきや「臨時ニュースを申し上げます」の声。
「エッ どうしたの?」と思わせます。鈴木オートの鈴木則文(堤 真一)が表に飛び出すと、巨大な○○○が東京タワーを、東京のまちを破壊しているではありませんか。(荷物をまとめて飛び出したのはお母さん役の薬師丸ひろ子でしたっけ?)
十分期待に答えるプロローグでした。
三丁目のまちは、ちっとも変わっていませんでした。まだ昔のままだったのネ。良かったよかった。
懐かしい町に帰って来た気分です。これは「寅さん」のようにシリーズ化される可能性が大きいのではないでしょうか。
今回は、茶川竜之介(吉岡秀雄)に焦点が合っていました。
恋人の石崎ヒロミ(小雪)はうまい。彼女に泣かれると、訳も分からず泣けてきます。
懐かしいグッズや風景もふんだんに盛り込まれています。洗濯機は実際使ってくれます。特急こだまにも乗車できます。ホッピングやベーゴマにも会えます。羽田空港はプロペラ機が並びます。
CGだと結構分かりますが。良いのです。許せるのです。こんな風景、今あるはず無いのですから。
これは、昭和30年代の下町というよりも、三丁目の町の世界です。
そして、川渕康成役の小日向文世がよかった。さすがです。
映画館からの帰りに、老婦人の二人連れが「昔のような人情は、もうなくなったんですかねえ」と話していました。
また三丁目に訪れたいですネ。そのときは風景も人情も、どうか変わっていませんように。