「原因」と「結果」の法則 ジェームズ・アレン著 サンマーク出版
先日、近鉄のブックセンターでこの本を見つけました。まったくの偶然、けれど、この本は自分の人生に大きな影響を与えてくれそうです。
いっていることはいたって簡潔。仏教でいう「因縁」のことです。まわりで起きているすべての現象には原因があって、その結果がある。良いことをすれば良い結果が生まれる。悪いことをすれば、悪い結果となる。ですから、清く正しい心で日々を送りましょう、ということです。
思いはまわりの環境を作ります。正しく、強い信念で、日々たゆまぬ努力を続ければ、それは必ず達成されます。
一笑に付するかもしれません、「正直者はバカをみる」ということばもありますから。しかし、著者はなんどもなんども繰り返します。
「精神的達成は、神聖な熱望の果実です。身勝手な欲望を放棄し、けがれのない美しい思いのみをめぐらそうと勤め続ける人間は、太陽が天に昇り。月が満ちるのとまったく変わらぬ確かさで気高い人格を手にし、人々に大きな影響をおよぼすとともに、かれらからの大きな敬意を手にしうる地位へと上昇することになります」
一見、宗教書のようにも思われますが、1902年に書かれたこの本は自己啓発書として、1世紀にわたりロングセラーを続け、デール・カーネギーなどに影響を与えてきたそうでアリマス。
信じるも小馬鹿にするも、あなたの勝手です。この世の中、善人ばかりになるはずは、絶対ないのですから。