平成22年5月20日午前11時より、スワセントラルパーキング2階会議室において、第35回四日市諏訪商店街振興組合の総会が開催された。
今回は、平成21年度中小商業活力向上事業が行なわれたため、決算書が複雑となり、黒田さおり税理士事務所様には大変ご足労をいただいた。
事前に申し出のあった質問状は2通あった。時間が押し迫るなか、審議が例年のように混乱するかと思われたが、司会を務める私には、その後の議事の経過に感激させられた。
今回の事業に関する質問がHさんから出されていたが、役員会からの返答は不要となった。これは、事前に外羽理事長が数度にわたりHさん宅に赴き、説明したためだ。役員会の真摯な態度が伝わったものと思う。その後の懇談会の席で、Hさんは「組合員全体で運営する組織だから、そのことを忘れず運営にあったって欲しい。役員の皆さんは良くやってくれた」と話された。Hさんは、今回の事業を実施するにあたり、2回の臨時総会を開いて組合員に賛同を求めたが、最後まで反対されていた方だった。
もう一人の質問者某さんには、やはり事前に回答を出しておいた。総会が始まる前に「質問事項を取り上げますか?」とお尋ねしたところ「この回答書では答になってない!」といわれたので、総会に取り上げさせていただいた。
ひとつは、今回設置の防犯カメラの件で、ごみ置き場のデータを自治会に開放して欲しい旨の質問であり、個人情報に触れるので慎重な対応が必要だ、自治会会員の総意が示されれば検討すると返答しておいた。
いまひとつは、当組合役員の駐車に関する質問だった。長時間にわたる駐車で周辺から苦情が出ているということだったが、駐車している当人は身障者であり、健常者はもっと温かい眼で見守っていただきたいとお答えした。
そのとき、議長の松田さんはこう言った。
「同じ質問が三年にもわたって出されていて、この件は解決済みのはずだ。その都度注意はしてあり、当人はそれを守らないような悪い人ではない。今後一切この質問は出さないように」と某さんを戒めた。
まるで裁判を見ているようだった。原告の某さんが裁判長から警告を受けたのだ。
組合役員が良くまとまっているなあ、と感慨を新たにした次第です。
北川理事長は、体調不良を理由に、今回の総会でもって理事長席を外羽副理事長に譲ることとなった。まっこと ドラマチックな総会だった。