花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

彼岸花 感想 その1

2011年10月10日 | 諏訪商店街振興組合のこと
     
Fさんからの感想です、3回連続で感想文をお持ちいただきました。お手数をおかけいたしました。
「今回も楽しく鑑賞させていただき、ありがとうございました。2時間という時間があっという間に過ぎました。
上映に先立って手渡された資料のおかげで、作品をより深く味わうことができました。いつもながらのお心遣い、感謝しております。
この作品のカメラワークで印象的だったのは同窓会の会場となった浦郡にある橋のたもとのアップです。常夜灯?を手前に大きく写してからずーっと細長く続く橋を撮っていて、まるで「葛飾北斎」を見るようでした。
また、女優陣の身のこなしの軽やかさとセリフのテンポの良さ、笠智衆の詩吟朗読等 見事でした。
プロとはいえ、皆さん大変努力をなさったことでしょう。感服!
今から半世紀以上も昔、電話や電報などの通信手段が、現代と比べ様もなくマニュアルなのが、かえって新鮮で、より人のつながりが深かったように思えました。
これまでの作品のいずれにも、流行の商品が紹介されていますね
“秋刀魚の味”サントリーオールド
“お早よう”松下電器のテレビ
“彼岸花”アサヒビール・バヤリスオレンジ
これからの作品でも 何が出てくるか楽しみです」

浦郡同窓会での笠智衆の詩吟は、スタッフとの宴会の席で披露したのを小津監督が映画の中でやってくれと頼んだそうです。“長屋紳士録”では覗きからくりの口上を披露しています。見ものです。
サントリーのウイスキーは、小津監督にちょくちょく送られていたので、お礼として思い切りラベルを写そうということになったそうです。テレビもタダだったかもしれません。
     
Gさん、今回も参加いただき ありがとうございました
「中学、高校時代に日活全盛のときを楽しんできた私です。
本当に映画好きの私は、いまだ“興奮さめやらず”でございます。
美しい画面は情景たっぷりで、非常に心清らかにしていただいた時を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
上映前に説明していただいた監督の、赤色や縞柄等にこだわった点や、昭和の家庭のたたずまいの中で、美しい着物の裾を赤くするところなど、心憎いばかりの演出だとうれしく拝見させていただいた次第です。
こんな映画ならお金を出したって良いと思います」

ありがとうございました。2003年の小津生誕100年を記念して、DVDが新しく編集されました。おかげで私たちは画像の乱れや雑音を気にすることなく鑑賞できるようになりました。
山本富士子さんの着物姿ですが、江戸の粋として、着物の表地は地味でも裏地を派手にすることが一般だったようです。東京という土地にこだわった小津監督らしい演出です。
     
大宮町からお越しいただいたI様の感想です。
有馬稲子さんについて
三重テレビの、佐藤しのぶ「出逢いのハーモニー」で有馬さんの元気なお顔を拝見しました。(平成23年1月録画)
彼女は余生を充実した老人ホームで過ごされており(500人くらいの)源氏物語の朗読とホームの花園リーダーとして頑張っておられるとのことです。

先日拝見した朝の連続ドラマでは、次回「秋日和」に出演の司葉子さんが出演してみえました。随分お歳をとられて月日の流れをつくづく感じさせられます。しかしながら、有馬稲子さん、司葉子さん、岩下志麻さん、原節子さんと美しい女優さんを見るだけでも楽しみです。