花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

我が愛しの映画館㉑ロマン座

2020年11月28日 | レモン色の町

本町商店街から国鉄四日市駅の開かずの踏切を超えると、右側にロマン座があった。小さい映画館で3本立ての洋画再映が多かった。

ロマン座は、海軍燃料廠の旧軍人グループが、ひと稼ぎできる映画興行に乗り出し、三重劇場に次いで建てた劇場である。小学生の頃に行った覚えがあるので昭和30年代にはあった。閉館は昭和40年である。

当家の横に看板が並んでいて毎月招待券が手に入る。土曜日の夜は、仕事を早めに切り上げた父親と映画館に足を運ぶ。17時ごろには夜の部が始まるから、16時30分には店を出て諏訪新道を歩いた。

上映された映画で印象に残るのは、アメリカ映画の怪獣ものである。『大アマゾンの半魚人』『原子怪獣』『宇宙戦争』『トリフィドの日』『禁断の惑星』そして、放射能で巨大になったクモやトカゲなどのポスターが目に浮かぶ。外人の女性のセミヌードが見られたりして、おませな小学生がワクワクする作品が多かった。

『大アマゾンの半魚人』は、昭和29年のアメリカ映画。ショートパンツ?姿の美人が出て来るが、今見ると、別にどうということもない。半魚人もおどろおどろしいと思っていたが どうということもない。感動が薄いということは、悲しいことであります。

 

 


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2 コメント

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ロマン座 (阿智胡地亭辛好)
2021-02-13 22:04:23
ずっとあの映画館の名前はロマン座だったなあと思っていたのですが、このエントリーで確認出来てほっとしました。確かスピーカーで上映スケジュールなどを日中流していて蔵町の家からも聞こえて毎回行きたいなあと思ったものです。
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ロマン座のこと (タケオです)
2021-02-14 10:01:03
ロマン座は、三重劇、宝塚と元官軍燃料廠関係の方が、起こした興業と聞いております。ちょっとB級の作品を上映していました。そういえば、向かいの蔵町郵便局の裏手に、同級生の家がありました。今でもあるのかいな?
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