語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【詩歌】マザー・グース「きらきらちいさなおほしさま」

2015年06月11日 | 詩歌
 きらきらちいさなおほしさま
 あなたってほんとにふしぎだわ!
 このよのうえにそんなにたかく
 そらにかがやくダイヤのように

 ぎらぎらもえるひがおちて
 なんにもてらさなくなると
 あなたのひかりがみえてくる
 きらきらよっぴてまたたいて

 やみよをたどるたびびとは
 そのきらめきにかんしゃする
 もしもあなたがまたたかなければ
 みんなまいごになるでしょう

 あいいろのそらにあなたはいて
 まどからわたしをのぞいてくれる
 あなたはけっしてめをとじないわ
 またおひさまがのぼるまで

 あかるいちいさなきらめきが
 たびびとたちをてらすけど--
 わたしはあなたがなにかをしらない
 きらきらひかれおほしさま

 Twinkle, twinkle, little star,
 How I wonder what you are!
 Up above the world so high,
 Like a diamond in the sky.

 When the blazing sun is gone,
 When he nothing shines upon,
 Then you show your little light,
 Twinkle, twinkle, all the night.

 Then the traveller in the dark,
 Thanks you for your tiny spark,
 He could not see which way to go,
 If you did not twinkle so.

 In the dark blue sky you keep,
 And often through my curtains peep,
 For you never shut your eye,
 Till the sun is in the sky.

 As your bright and tiny spark,
 Lights the traveller in the dark,
 Though I know not what you are,
 Twinkle, twinkle, little star.

 *

●Twinkle, twinkle, little star,(烏山淳子『映画の中のマザー・グース』)

 女流詩人ジェイン・テイラー(英)が “The Star” と題して『子ども部屋のための詩集』(1806年)に発表した唄。日本でも「きらきらぼし」という題でよく知られている。モーツァルトもこの唄をもとに変奏曲を書いている。

□谷川俊太郎・訳/堀内誠一・画『マザー・グースのうた 第2集』(草思社、1975)
□「Humpty Dumpty」(“THE MOTHER GOOSE TREASURY”,YOHAN PUBLICATIONS,INC,TOKYO,JAPAN,1966/レイモンド・ブリッグズ・絵。ケイト・グリナウェイ賞、英国図書館協会大賞)
□烏山淳子『映画の中のマザー・グース』(スクリーンプレイ出版、1996)
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 【参考】
【詩歌】マザー・グース「ちくたく ちくたく」
【詩歌】マザー・グース「ジャックとジルはおかにのぼった」
【詩歌】マザー・グース「だれがこまどり ころしたの?」
【詩歌】マザー・グース「ぼくがつきをみると」
【詩歌】マザー・グース「ロンドンばしがおっこちる」
【詩歌】マザー・グース「ハンプティ・ダンプティ」 ~オール・ザ・キングス・メン~
書評:『映画の中のマザーグース』


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