さて地方統一選挙第2弾。岩手県議改選と知事選。直前にあった盛岡市議会選の投票率の低さから、どうも戦々恐々の選挙になっているようだ。今日我が家の前を選挙カーが通った。この道はワゴン車が通るにはめい一杯の道で、自動車学校真っ青なクランクが待ち構えている。ここを通る事がそもそも異常だ。
市議会選より激しい選挙なのは確かだろう。
さて候補者ポスターで面白い事が解る。ポスターに占める顔の面積が、明らかに市議会選より大きくなっている。色使いとかはシンプルに、後は顔でインパクトと言う具合だろう。あとはポスターになんで立候補したのかという言葉がとても少ない。こういった所も市議会選の影響だろう。
あと知事選のポスターが若干大きい事が解った。知事選は立候補者が多い割には静かだ。もしかすると震災の被害が大きい沿岸部が主戦場になっているのかもしれない。現職の岩手県知事は民主党なので、菅元首相の悪影響があると誰もが思っていたし、宮城県知事に比べれば何にもしていないし地震でギックリ腰になったというウワサまで立った知事だ。立候補者が増えたのはそんな所だろう。
ちょっと変わったところで、ポスターがコピーという候補者がいる。この人は産廃業者。今回で4回目のチャレンジではないのか。イメージ作りが面白い。ただ、盛岡市ではこの人が市長ならいいかも知れないという声がある。なんで知事選?というのは確か。
注目はみちのくプロレスのザ・グレート・サスケ。たしか2期務めて前回落選した。芸名はともかくマスクで選挙に出ていいのかという議論はあったが、何か曖昧になっている。私としては、芸名もマスクも止めて欲しい。少なくともルチャ・リブレが全く根付いていない盛岡で、それでいいのかという気持ちが大きい。ここはメキシコではない。もちろん盛岡が、メキシコだったらもう少し面白い町かもしれない。
初めての選挙でメキシコのプロレス、ルチャ・リブレの里にするみたいな事を言っていたが、今回のコピーは理解が出来ない。もうやる気なし全開だ。
注目ポイントは実はそこではない。市議会選に彼の関係者と思われる人物が立候補していたのだが、あまりものやる気の無さに誰もがあぜんとしたのだ。結果46位で落選したのだが、おかげでサスケに悪い評判が立ってしまった。自分の選挙区での地盤を確認するためだけに、候補を立てたのではないのか、そう疑われている。
さすが××町の御曹司とか、稼いでいるんだねとか思われている。
この市議会議員候補のキャッチコピーもひどかった。盛岡の隣には日本最大の村があるのだが、盛岡とは絶対合併しないとがんばっている。当然盛岡市民の中にはその村の出身者がいたり理解をする人も多いのに、なんかこれを逆撫でするようなコピーだった。職業・政治家なのにやる気なし。少しはいい所を見せて欲しかった。
まあどうしてみちのくプロレス初期の悪役、スペル・デルフィンを立てなかったのかは不明だが、こっちの方が盛岡にはいいはずだ。
とりあえず選挙公報をじっくりとみたいのだが、まだ来ていない。震災から丁度6か月、ニューヨークの事件と同じ日だ。どうなるのか解らない。
解っているのは投票率が低いだろう、それだけだ。