どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

鉢呂吉雄経済産業相の辞任

2011-09-12 17:42:54 | インポート
鉢呂吉雄経済産業相が辞任した。
ただその発言がそんなにひどい事か、私にはどうかよくわからない。「死の町」発言は、いつかは戻るとか住んでいる人から見ればそれはひどい発言だろう。またその後の防護服を記者に押し付けて放射能を移すとかいった発言は、各マスコミで微妙に表記が違う事から、実は誰もボイスレコーダーなりで記録していない可能性もある。
これらの発言には前後があるようにも思われる。なにか記事で抜き出して問題に仕立てたようにも見える。記者とじゃれ合っているうちの発言に足をすくわれたような、そんな気がする。
なお地元の声なんかインタビューしているが、あれは危険だ。記者たちが自分立ちに都合のいい人を選び出したり、発言を切り取ったり平気でしている。後で発言した人に確認をとったりは当然していない。ここは話半分にしておいた方がいいだろう。
発言としては中部大学の武田教授がバラエティ番組の中でしゃべった内容の方がよっぽど悪質だ。こちらの方は騒ぎにもなっていない。よみうりグループがもみ消したのかとも思う。YouTubeでは問題の次の日には映像が削除されていた。
確かに元鉢呂吉雄経済産業相は、報道から行けば子供じみていた。欠格と言われても仕方が無い。だが本当の問題は誰も放射能汚染問題を深く考えていないのではないかという事だ。YouTubeのコメント欄では武田教授の発言を支持する人の方が圧倒的に多かった。放射能汚染問題は武田教授の言うほど、単純じゃない。鉢呂氏も政治家にしては深く考えていなかったと思われる。それでは報道関係者が深く理解しているかと言えば、そうではないからこんな揚げ足取りの記事が出るのだろう。東北人としては、多少おちょこちょいでもじっくりと取り組んでくれる人を待っているのだ。今から見れば松本龍氏は、その意味でももったいなかった。しかし病気だから続けるのは無理だったろう。
後任は枝野元官房長官だ。多分大丈夫だろう。防護服姿がシロクマみたいと人気が出るかもしれない。福耳が経済振興に役立つかもしれない。
しかし政治家というのは難しいものだ。自民党の石破氏がどこかのインタビューで話していたが、自分がカマっぽいしゃべり方をするので人気がない事はよくわかっている、しかし言質を取られないように丁寧に話して行くとどうしてもこうなってしまう、と話していた。民主党の枝野氏もそうゆう所がある。岡田氏に至っては顔も恐い。
逆に民主党の前原氏のように、おっちょこちょいも度が過ぎるのに人気のある人もいる。私にとって今現在、首相になって欲しくない政治家No1だ。
9/13追記
朝日新聞に表現のバラツキについて、まとめがあった。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201109120533.html?id1=2&id2=cabbajbd
うん、初めはフジテレビね。意図的なものを感じる。あとはすべて後追い。確認出来ない会社もあった。
「死の町」発言の会見をYouTubeで見たが、話しの前後からすると違和感の無い発言に思う。一般的な比喩だったと思うが、放射能=死と捉える人が多い事を考えれば、不適切だった。
違和感のあるのは、辞任会見。記者クラブ所属の記者がルールを破って、自社の名前を言わずに乱暴な質問をして、エスカレートして行く様子。前から大手報道記者の質が下がっていると思っていたが、ここまで低くなっていたとは。今のマスコミは異常かもしれない。


選挙と3.11と9.11

2011-09-12 02:12:41 | インポート
Dsc_3881
よくぞここまで重なったものだと思う日だった。
9.11は人の家でボーッとテレビを見ていたら、飛行機が貿易センタービルに突っ込んで行った。アルカイダの可能性が言われたときに、ついにやってしまった!と頭を抱え込んでしまった。そのときに考えられた不吉な事はすべてそうなった。あれから10年間で世界はいろいろ変わってしまった。宗教対立より、食料不足や経済上の問題でアラブ世界に革命が吹き荒れた。宗教対立より、直接的な人種偏見が問題を起こした。ノルウエーの事件などがそうだろう。先進国では考えられない右傾向化が進んだ。
すべてが単純な方向に進んでいる。
3.11の時はまあいろいろやったが、不安になって友人宅にいったら、やっぱり人が集まっていた。年長だったので今後どうなるのかと質問されて答えたのは、地域社会の破壊と再編、特に一次産業は大再編を要求されるだろう。福島原発は水の供給にがんばっているが失敗した場合メルトダウンが起きチャイナシンドロームが起きる。放射能汚染は避けられない。
そんな事をいっていた。
それから半年経った。今の所社会に現れているのは、政治不信。今回の投票率、知事選が59.92%、議会選が盛岡で50.82%となった。前回の市議会選よりわずかに上がったが、地方選としてはよくない。議会選をよく見ると、被災の影響の少ない内陸部北部が投票率が低いようだ。とはいっても被災状況と投票率は一定していないようだ。陸前髙田の投票率が最高で、76.17%でダントツ。盛岡が低すぎるのがよくわかった。
知事選は現職、議会選は定員48人に新人13人だったが、政党別に見れば無所属新人が4人入っただけで、あまり変動は無いと思う。
さて注目候補のグレート・サスケは下から3位。彼は何を考えているのだろうか。とりあえずあの下腹はいただけない。中村力はその一つ上。国会議員が県会議員に降りてくるのはあってもいい事だと思う。でも手書きの広報がイマイチだったのと、東日本ハウス社長の父親が亡くなった事が大きく響いているようだ。その前に絶望的にしゃべりがへたくそなので、政治家として生きるのはかなり難しい。
移転などで岩手県の有権者数は、2万人減った。だがそれ以上に、県庁のある盛岡市では無力感にとらわれている。
この震災で被害も無く電気の復旧も早く、それが傷となって深く残っている。そんな気がする。
秋になりました。家の中にスイッチョが入り込んでいます。泣き出すと本当にうるさいのですがそっとしておきます。虫でも泣いてくれるとありがたいものです。
泣きたくとも泣けない自分がいます。
PS
県議会選挙で民主党が過半数割れというのは、大きい事だが、無所属が4人いる。