どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

とりあえず台風一過

2011-09-21 23:36:22 | お天気
Dsc_5755
急に風が弱まり、雨も弱まった。盛岡では台風は通り過ぎたようだ。
でも岩手県には警戒警報がでて真っ赤か。気象庁のレーダーデータも表示してみると、過ぎ去りつつあるようだ。
いろいろデータを並べてみた。
紀伊半島も心配だ。そして岩手の沿岸でこれ以上の災害が起きない事を祈る。
本当に今年は凄まじい。


都道府県地価発表

2011-09-21 22:16:46 | インポート
盛岡の住宅地の一番が置き換わった。前は住吉町だったが、今回駅前西通りに変わった。とはいっても盛岡に住んで駅前西通りと言われてもピンと来ない。新地名だからだ。
岩手・宮城・福島の地価は下がったようだ。「陸前高田市米崎町字松峰59番7」で16・0%ダウンだった。また被災地で調査不能な場所もあり、被災と土地価格の状況はよくわからない。現実的に陸前髙田は土地利用に県から制限がかかっているので、このダウン幅で済むかどうかは解らない。産經新聞で、福島原発の警戒区域の自分の土地を鑑定してもらったら、10分の1という値になったという話しがあった。
さて実は震災の影響を地価で見ようと思ったのだが、丸ごとひっくるめて見れる統計資料が国土交通省の都道府県地価から見つけられなかった。そもそも7月1日集計の都道府県地価というのは、1月1日集計の地価公示の補完調査のようだ。
そこで地価公示から日本の土地価格状況を見てみたいとグラフを作ってみた。
Photo

全用途平均を使った。住宅地から商業地、工業地や調整区域まで含んだ値だ。
左端の始点は昭和46年で、この時の地価を100とした積算値を出してみた。東京・名古屋・大阪圏と他の地方の地価の推移を見る。実は統計としては、昭和50年以前は調整区域を含んでいなかったので、それ以前を入れると齟齬が起きるのだが、真面目なデータではないので入れてみた。昭和47年から49年の地価の高騰は凄まじい。ちょっとこのニュアンスがほしかったのだ。
グラフでは、年の文字の尻あたりがその年。読みにくくて申し訳ない。
左端でちょっと下がったように見えるのが、オイルショックで大幅に下落したとき。バブルなんてもんじゃない下げ幅だった。昭和54年までは地方と都市圏の上昇率は一致しているが、以降拡大して現在に至っているのがよくわかる。
バブルのあたりも、都市圏が下がって地方が遅れて下がる様子がよく分かる。ただ大阪の暴落がすごい。21.3%ダウン。急落した東京・名古屋もこの翌年大幅にダウンしてグラフのピークを作っている。
実はこのグラフ、地方に住む人間としてはよくわかる所がある。バブルは地方を直撃しなかった。しかしずるずると続く地価の下落でじわじわと貧しくなって行った。土地の担保価値が下がってきたのだ。それでも下落幅が小さかったので何とかなったが、設備投資出来るお金が作りにくくなった。ギリギリで経営するうち平成15年頃から下落幅が大きくなり、銀行としても見過ごせなくなり、担保の見直しが起きる。これが原因で、資産から見れば意外な会社が倒産したりしていた。
平成20年頃に、景気が回復したとニュースで出ていたが、このグラフから都市圏の話しだったというのがよくわかる。地方ではまったくそんなニュアンスはなかった。地価の下がりっぱなしがそれを示している。
今回の震災の影響は解らなかった。正直な所この統計データはプロでないと難しい。もしくは気楽に調べれるほど簡単ではないという事だ。量だけでも大きい。
ただ一番心配なのは陸前髙田のデータのように、低迷している地方の地価が暴落している沿岸の土地と、担保の問題だ。銀行がこれをどう判断するのか、状況からすれば銀行が損切りするのだろうが限度がある。その土地は利用制限がかけられて、開発の見通しは暗い。
もっとリアルな現状が見えるのは、来年度の地価公示発表まで。どうなっているのだろうか。
がんばれ!福島!応援するよ!岩手だけど!


風評被害・日進市花火のいつか来た道

2011-09-21 02:40:51 | インポート
愛知県日進市の花火大会で、福島県産の花火が打ち上げられなかった事で、抗議が来ているらしい。続報が読売新聞にあった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110920-OYT1T01039.htm?from=main4
陸前髙田の松と同じ経緯だ。市にクレームがきて、取りやめる。報道がそれを流して、初めにきたクレームの10倍返しの抗議が殺到する。京都市もそうだった。今回の日進市では初めが20件、抗議は750件になった。ただこれは当たり前で、日進市の人口が8.5万人で、福島の人口が199.7万人、岩手・宮城・福島あわせると567.1万人だ。シンパシーを感じてくれる他の地域の人もいるだろうから、当然10倍返し以上にはなる。大変な事になっている。
正直な所もうこんな思いはしたくない。なのでこういったイベントをやる場合のどうするのかを考える。
まず花火やたき火みたいな、空気中に拡散するものは使わない。検査出来る物だったらいいが、花火のように出来上がってから検査するのが難しい場合どうしようもない。日進市は今後検査して使いますと言っているけど、この場合原材料証明、生産過程証明、製造物証明と段階を踏んだ証明になる。前二段階はさほど難しくないが、製造物である危険物・爆発物の放射能検査出来る施設があるのか?真面目に考えて欲しい。もう二度とこんな事しませんと言っているようなものだ。そんな言い訳しないにこした事は無い。
食品や物品の場合、食べないという選択が出来るので問題は無いが、細かく検査した物を使う。証明書も用意する。出来れば放射性物質は検出されていない物を使う。
クレームは丁寧に区分して、公表する。公表前提のクレームでなければ受け付けない。市の行事を取りやめるのだから、請願と同じだ。もちろん公開請求されなければ公開されない。それぐらいの重さは必要だ。ルール作りが大切だ。
そのそもイベントとしてどうあるべきなのか、しっかりした気持ちを持ってもらいたい。京都の時もそうだったが、大文字焼きの中でも異論があったのを、会長が通してしまったフシがあり、全員一致していなかったことがよくなかったことだ。今回の日進市も、なぜ福島から花火を呼ぶのかの意識が軽かったのではないのかと思われる。そもそも企画が軽かった可能性もある。そういったことが、こんな事を引き起こしているのではないか?
同情はありがたいが、自分たちの事をもっと考えて欲しい。その上で関連するイベントを考えて欲しい。
個人的にクレームをつけた人の気持ちも解る。特に妊婦さんや幼児のいる家庭なら理解している。でもそういった環境なら、不安にとらわれずに真面目に勉強して欲しい。絶対放射性物質がない、という事はないのですから。
愛知県は中部大学教授発言で、これで3連発。でも中部大学某教授のが、中身で最大ですね。