どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

選挙は終わったが

2014-12-16 01:15:48 | 日記

 

今日は快晴だった。おかげで最高気温が0.2度、最低気温がー6.3度だった。これを書いている今もー5.3度と大変厳しい寒さになった。

 

 

高松の池も岸から凍結が始まっている。

 

 

選挙では自民党の圧勝が予想されていた。その予想通りの圧勝になった。その中で共産党が8から21議席に増やした。これは快挙だ。その前に今年5月から7月の間に新規入党者が5100人いたと言う。その内訳で39歳以下が3割だったと言う。日本の右傾効果が強いと言われているこのごろではかなりの数だ。ジリ貧と言われていたのにこれはなぜなのか。やはり格差社会が出て来たと言う事であろう。その意味では民主党でもいいのだが、民主党は大企業の労働組合に近いイメージがある。あとこの前の政権時のグダグダ感が未だ持って拭えていない。海江田党首が落選した理由もそうだろう。彼は民主党を立て直せなかったからだ。真面目の所、小沢一郎を追い出したが、次のビジョンを作り出す能力が無いのが明確になった。

共産党の方がその点では一切ブレが無い。一応経済にも強い。ただ残念ながら新自由主義経済の手法と効果については、つまりアベノミクスの手法、が全く理解が出来ないようだ。そして今回の主張の消費税撤廃と富裕税の設立とで税収をチャラにすると言う案は、グローバル化する経済を理解しているとは思えない。なぜ先進国で革命が起きないかと言えばケインズ学派の需給調整の考え方が有効であったからだ。また民主主義では社会主義的な政策が行われると言う矛盾がある。アメリカだけがほぼ例外だ。アメリカだけは自助努力と、弱者救済の考えが対立する。オバマケアがなぜ糾弾されるのか私には解らないが、この対立があるからだ。

しかしそれでも日本共産党には魅力がある。赤旗新聞を持っているだけはある情報収集能力、そして情報分析能力、偏っているがそれでも数字に強いスタッフが多いと思われる。その上で法部門もしっかりしている。だがそれは党本部の能力であって、各支部においてはそれほどでもない。党本部が凄すぎて、支部が言う通りに動くようになっていたのではないのかと思う。支部はそんなに頭がよくなくてもいい、言い過ぎかも知れないがそう言った状態もあると思う。そう言った硬直性があったが、志位和夫委員長からかなり経ったがようやく現実路線になりつつあり、その上での躍進だと思う。

私は共産党志位委員長、自民党不破氏、民主党枝野氏、この3人の政治家が好きだ。失言の無い政治家と言うのは、今の日本では数が少ない。次点で自民党小泉進次郎氏だ

 

 

まあそれでも民主党が、「アベノミクスを継承して、なおかつ格差是正・セーフティーネットの拡充を計る」といったら良かったのにと思う。どうせマイナンバー制が出来るのだから、おいおい所得捕捉率が上がり、逆説的にセーフティーネットを拡充せざるを得なくなる。その上これをいっとけば、安倍政権もやらざるを得なくなる。正確に言えば次に消費税が上がる時に、そのシステムが出来ていないと大変な事になる。

公明党の軽率減税なのだが、共産党は消費税撤廃だが、実は同根だと睨んでいる。ともに新聞社を持っているからだ。そして経営上あまりいい話しは聞かない。一人で何部もとっている購読者とかで支えられていると聞いている。その状態では、軽率減税の方が有利だ。所得に応じた消費税還付金制度ではかれらにとってはまったくメリットが無い。

消費税還付制度の方が本来はいい結果になる。例えば国が貧しい時代には国家主導でインフラを整備する。そうするとその工事に関わって人たちは貧しいので、必要だったのだが買えなかったものを買うようになる。多少の贅沢もする。そのお金が商業やサービスに回りそして全体の経済が活性化される。工事が終わった時には道路だったら流通が変わる。そして経済効果が更に変化して行く。そういった図式がある。ただ豊かになるとすぐに消費するのではなく貯金に回るようになる。これが現在の日本だと思う。企業までそうしている。そうして公共事業の投資効率が悪くなり、特定企業ばかりがもうけていると糾弾される訳だ。

その意味で年金生活者や生活保護者に対しての消費税還付制度は極めて効率がいい。確実に消費するのが間違いないからだ。後は制度設計の問題になるだろう。所得ラインの問題とかだ。これを使って社会保障減額と言う考えもある。

そして一番大きいのは、低所得者だ。生活保護とどこがどう違うの?という賃金の人には確実に還付金と言うボーナスが入る。それを元手に資格をとるのもいいし服を買うのもいい。車の頭金にはならないと思うが貯金とあわせて買うのもいい。

公明党が議席を伸ばす事で、ちょっとこの消費税還付制度は怪しくなって来た。

 

 

そう言えば誰もが忘れていた話があった。またアメリカで予算が通るか通らないかと言う話があったらしい。CNNだ。

米下院は11日夜、来年9月まで政府機関の運営を可能にする1.1兆ドル(約130兆円)の予算案を219対206で可決。また上院も現在の政府資金レベルで2日間予算を延長する措置で合意し、下院の予算案を審議する時間を稼いだ。

民主党の移民法案に対する共和党のイヤガラセだと思うが、もうこれも話題にならなくなって来ている。何しろニュースソースがCNN日本語版だからだ。まだアメリカの現状を伝えてくれるメディアなのだが、彼らにとっても話題にならないと考えた方がいい。日本語訳するのが面倒なだけかも知れないが。

これもまた自助努力vs弱者救済という二つの考えの対立なのだが、ファンダメンタリズムが強すぎてこの予算停止と言うテクニカル・デフォルトの意味をもうそろそろ解って欲しい。もちろんその意味さえも解りたくないほどにファンダメンタリストなのだろうが。

そこ前ではいかないが日本の民主党政権の時に自民党がやろうとした。いややった。あの時つくづく思った。日本の政治家は、日本が未来永劫あると信じているのだろう。だからこんな事をやっていてもいいと考えているのだろうと。

日本のヘイトスピーチとそれに反対する人たちの対決が今年あったが、図式的には全く同じものだ。互いに話し合いという土俵に上がらず、遠くから吠えてばかりで、それでいて何も決まらない。まだ第一次世界大戦後のベルサイユ宮殿でのダンスの方がマシに思えてくる。

 

 

明治維新から大正期まで、自立した個人と言うべき人たちがいっぱいいた。発達途上期だったからこそいた可能性はあるが、今はそれも息苦しい時代になって来たような気もする。

貧すれば鈍する。

未来が閉ざされて来たように思えばそうなのかも知れない。でも個人にはまだ可能性はあると思う。

 

 

今日は歯医者の日だ。

 

 

今日少し悩んだ記事があった。CNNだ

ローマ法王フランシスコが「動物でも天国に行ける」と語ったという情報が、インターネットを通じてペット愛好家の間で広く出回った。後にこれが誤報だと分かった後も、情報の拡散は止まっていない。

問題は後半。

カトリック教会の教えでは、ペットが天国に行けるかどうかには直接言及していない。ただ、動物には人間のような不死の魂はなく、従って天国への門をくぐることはできないと明言している。

これって仏教的だよね。虫けらから人まですべては生き物だが、解脱するためには最終段階の人にならないと出来ない、勝手に解釈しましたが多分そうでしょう。基本的に、最後に創造したのが人類だから特別扱いだというのがカソリックの立場だと理解しています。遠そうで実は近い考えなのかと思いました。

そうすると環境保護過激派の考え方はどうなるんでしょうか。間違っていると言うのは間違いが無いのですが、歪んでいると言うのも間違いが無いのですが、一体なにに戦っているのかが良くわからなくなります。

動物を保護するのではなくて、戦いたいのかな?となんとなく思いました。安全な所で。安全かどうかは解りませんが、シーシャパードなんかでは。ただしいと思われている事をバックにしているだけなのだと。

神が人を上位にしたというのですが、その意味合いは未だかつて結論が出ていない様です。なお日本的にいえばペットが畜生地獄に行くならば飼い主もそれを追って畜生地獄を目指してもいいのですが、まず人はしません。そこは考えて頂きたい。


とはいえ人が動物でないと思われていなかった時代の人と、人も動物の一つであると言う時代は違う。もう少しいえば、人である人は神から愛された人であってそれ以外は動物だった。それが啓蒙思想で人は同じだとなった。それは聖書で規定されている。

ウーンと思った。プロテスタントだと聖書暗記が基本だと思うのだが、猫に出来るのだろうか。仏教なら聖なるウサギとかいっぱいいるのだが。ロシア聖教なら可能か。聖書を読めなくとも信仰さえあればいいから。ただ神が認める、そうヨブのような猫は考えにくい。いるかもしれないが、それは猫なのか?

天国の形を変えないと、なかなかペット同伴は出来そうにも無いと思う。