どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

2015年はどうなるか

2014-12-22 01:16:52 | 日記

 

20日は比較的暖かく、夕方から雨になった。それで雪が溶けるのかと言えばそんな事は無く、むしろ道路にはシャーベット状の雪が残った。

 

 

それが朝方から氷点下になった。おかげで道路は昨日の轍のままに氷り、酷い状態になった。

午前中は晴れたが一向に気温が上がらず、むしろ日の当たった所が溶けたり凍ったりを繰り返す始末だった。

 

 

ソニーピクチャーズのハッキング事件は、アメリカと北朝鮮の口論になっている。そこで中国が浮上した。北朝鮮からのインターネット回戦は中国経由しか無い。そこでアメリカは中国に協力を要請したのだ。ここで北朝鮮から怪しげな通信があるとされれば北朝鮮関与説が有利になる訳だ。まだ中国が受けたかどうかは発表されていないが、もの凄い搦め手を打つ物だと思った。

中国は北朝鮮に対して距離を置くようになったと言われている。そしてその中で当然北朝鮮経由のネット回線を監視しているはずだ。しかしアメリカは中国のハッカー達は国家のために知的財産を盗み続けていると非難して来たいきさつがある。だいたいそのハッカーは民間人ではなく軍人ではないのかと言い続けて来た。そして個人を特定して指名手配をして両国の問題になったのは記憶に新しい。APECでもこの話題は出ただろう。その前に両国はサイバーテロは許されないと言う建前を持っている。そのくせ両国とも盛んにやっているのだが、この辺りはお互い様と言う部分はある。ただアメリカが許せないのは企業情報をに対するハッキングであって、盗聴とか監視は問題にしていない。建前上自由が無いと言うのは許されない事だが。

なのでこの中国への要請は、サイバーテロを容認しないなら調査協力は出来るだろ?といいつつ、実は中国国内に北朝鮮シンパのグループがいて実はそれなんじゃないの?と匂わせつつ、サイバーテロに両国が協力している事を世界に見せつけられれば、中国発のサイバーテロの数々もハネっかえりたちの仕業と出来ると思うよ。国家関与でなければ我々の関係は正常に戻る。だから協力して!

とりあえず中国は協力しなければならなくなるだろう。そうするとアメリカと情報を共有しなければならなくなる訳で、狙いはそこなのかと思います。あえて中国に協力を要請するあたりが、アメリカらしいです。

 

 

さてこの前の選挙で、ある意味エコノミスト達が権威失墜したかなと考えています。どうも我田引水的て冷静な議論は少ないと考えています。何か立場に固執しているように見えて、全般的な議論が薄いように感じられました。アベノミクス以降そう言った議論がかなり多かったのですが、選挙でかなり大きく振れてしまった嫌いがあります。

一番の問題は、国内問題だけに終始してしまったと言うのがあります。海外での動きを正確に国内とあわせて議論で来た人は少なかったのかと思います。例えば日本株の上昇と乱高下ですが、これは以外と国内売買で起きている様です。海外投資家は逃げ出しつつあると言います。この急上昇中の日本株からなぜ逃げ出すかと言えば、ドルで株を見ると膠着状態なのです。円安が進みすぎて、ドル換算の株高が相殺されて膠着状態に見えると言う物です。そして2期連続のGDPのマイナスです。まあこれを見れば逃げ出すのは当然です。海外投機筋が乱高下を狙って参入しているのが現状ということです。

それはそれでも、日本のマスコミにある超楽観論はある意味正しいです。国内だけを見ていれば間違いが無いと思います。身近なイオン指標でも、この土日は軽くクリアしました。いやこの土日までごった返さなければ、大不景気到来ですよ。後は23日か。ただ弱含みだと感じています。

理屈の上でも、景気は時間差があります。金持ちからはじまって貧乏に移る物です。そして景気は気分です。株高と言うのもそうですが、つい最近まで大手家電メーカーが倒産寸前だったと思えば、この状況に疑問を持つ人がいるのは正しいです。

 

 

原油安ですが、サウジアラビアの陰謀説を言いましたが、それ以上にアメリカのQE3の終了が大きく動いている様です。そして実際債券を売りはじめているのではないのか、という予測もありますし、実際そう動いている様です。

この状況で原油安になったのは、少し前にあった鉄鉱石などのコモディティ市場の下落と同じではないのかと言う考え方があります。

さてなぜ市中に貨幣が溢れていれば、株が上がるのかと言うのがあります。答えは金利が安くなり、お金を借りても株に投資した方がよくなるからです。政策金利もそうですが、更に貸し出しをしやすくするために銀行にお金をいっぱい与える訳です。銀行も使えるお金があるから貸し出す訳です。その最に信用のある人から貸し出して行きます。ただそれでもお金がある場合にはどんどん信用創造をします。貧乏人でも回収出来るようにシステムを作ってお金を借りれるようにします。行き過ぎたのがサブプライム問題でした。

お金を借りてでも、もうけようとする人がいる、そしてその数は多いこれが前提です。

アメリカでQE3が終了し市中に回る貨幣が減少するだろうと予測されています。そしてFRBが債券を売りはじめていると言う予兆が出ています。金利の上昇も考えられます。すると一番危険な所から資金が逃げ出す訳です。それがコモディティ市場であり原油だったと言う考えがある訳です。

逆にアメリカのQEがはじまった時に、東日本大震災があったのですがそれによる日本のファンダメントは考慮されないような円高になりました。本来なら円安になるのが、円高になったと言うのは「安全な資産」の日本円ではなく、投資対象が無かったと言うのが正しいのかもしれません。そしてこの頃から原発停止もありましたので、原油高も顕著になりました。多分ちょうどいい投機対象だったのかと思います。

それが中国の景気減速に伴って下がって行くにしても、動きとしてQE3の終了から始まり、FRBの債券売却の動きと連動しているのではないのかと言う人が現れている様です。

これが超悲観ストーリーです。問題になるのはアメリカのシェールオイルやガスを生産している会社です。それがジャンクボンド、つまり信用は無いが金利の高い債券市場で資金を集めていると言う事です。このままでは。ジャンクボンド債があおりを食らって暴落する可能性があると言う物です。シェール関連企業の倒産も起きるのですが、それ以前に債券市場全体に悪影響が出ると考えられます。

まあそうなったらさまよえるお金達は安全な港を求めて行く訳ですが、スイス銀行がマイナス金利を決行しました。最初っから防衛した訳です。

ちょっとありがたい事に、日銀の国債買い付けが安全な形で行われているにしても、額面がデカイので日本国債市場は崩壊しているとも言われています。なので、多分日本国債市場の影響は少ないと思われます。いい事ではないのですが、万事塞翁が馬ということです。とはいえ日本国債の中期までマイナス金利になれば、実は地方銀行の資産に傷がつく訳で、それは予断のならない事です。まあ無いと思うが。

と言う事で2015年は初頭からなにがあってもおかしくない。と言う当たり前の話なのですが、かなり極端な好景気論と大恐慌論が並んでいるのが、年末です。ただ不思議なほどに、マイナスの方に説得力があるのです。

 

 

粉雪が降っていました。それが道路を更に最悪にする訳で。