どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

クリスマスでございますが

2014-12-25 21:07:16 | 日記

 

久しぶりに高松の池に来ました。結氷が広がっています。

 

 

氷の表面のデコボコは、白鳥の付けたものです。

 

 

アメリカと北朝鮮で何か騒動になっている、「ザ・インタビュー」について町山智浩さんが語っている記事がありました。

なかなか面白いです。まずソニーはハッカーから狙われやすい企業だった。まあ今回の件でもパスワードを「パスワード」と言うホルダーで管理していたくらいですから、狙われやすかった。そして情報が流出した。ただそのやり取りの中で朝鮮語が入っていたと言うのがミソですが、それはさておいて、ザ・インタビューの件で北朝鮮では無いのかと言うことがまことしやか言われてきます。で、政府も問題にします。すると北朝鮮が「乗ってきた」わけです。おまけに共同調査とか言いはじめます。それを当然アメリカは突っぱねますが、テロ騒動でソニーは上映中止にしました。

で、日本では上映されないアメリカンコメディーと言うのがあるのですが、どうも「ザ・インタビュー」はそれの様です。男同士の友人以上恋人以下と言うホモネタのようです。なので下世話な話のもののようです。

まあそんなのに真剣になるべきではないと言うはなしなのです。多分そんなもんだろうと私も思っていましたが、解説を聞く限りビックリするほどのギャグです。

で、当然出来上がった物の社内評価もかなり悪い物だったようです。でもそんだけの企画に50億か。

とりあえずソニーはこの話題を受けて上映する映画館を確保。予約チケット売り切れな様です。おまけにネット公開も確保しました。ということで、結局世界拡散する事になりました。

グローバルな炎上商法になった様です。とはいえソニーピクチャーズの損害は桁外れですね。そして北朝鮮も抗議して大損こいた結果になりそうです。

そして北朝鮮のネット寸断事件ですが、回線が少ないだろうと思っていたらケタが違いました。利用可能なIPv4アドレスが255。多分ウチの町内会より少ないです。つまり冗長性のほとんどない回線なので何か簡単に落ちると言うのが分りました。今回は北朝鮮のサーバーの問題があったから起きたのかと思います。

ただ韓国原発のハッキングが中国北東部からという発表がありましたが、そちらが気になります。問題も問題ですが、北朝鮮国内からのハッキングはかなり制限があるというのが分ってしまったからです。中国の朝鮮族地域からのハッキングだとなれば、他も別な意味を持つ訳です。

表現の自由はともかくとして、大人が怒るほどの映画では無さそうです。

 

 

ユリカモメがいました。

 

 

そしてオシドリです。私は初めて見ました。ええ、周囲はもういっぱい撮ったよとかいっています。

私は?初めてよりも、アララと言う感じです。この子エジプトから来たのかしら。ちょっと日本画で理想化されたオシドリの方を良く知っているので、ここまでエキゾチックだとは予想もしていませんでした。もう口ひげの当たりなんてエクステ?かな?と言う風に感じてしまいます。

 

 

白鳥の幼鳥も、少し白い毛が増えました。

 

 

高松の池の結氷面積と水鳥の図々しさは、比例関係にあると言う説を今日立てました。

多分これは事実でしょう。結氷面積が増えるに従って逃げる場所も無くなり、コイのエサを奪う習慣も身に付き、ここは安全だと確認して行くようになるのでしょう。その結果図々しさが増大して行くのでしょう。

 

 

昨日の夜が暖かかったせいか、そして今日の午後からいきなり気温が下がったせいか、道路はカチカチになりました。

 

 

今年のクリスマスですが、23日にはそこそこの人出だった様ですが、24日は飲食が暇になると言う事態だった様です。クリスマスは家族とか、家でとかそういった習慣が出て来ているような気がします。

 

 

中央バター商会という菓子材料問屋があるのだが、24日はバター高騰で一般客が来なくなったとぼやいていました。24日の近所のスーパーでもなんかケーキの売れ行きが良くありません。クリスマスとケーキが少し遠くなっているかもしれません。

まあクリスマス期の大手メーカーのケーキは美味しくないので有名ですからそうかも知れません。それが知れ渡ったと言うのはスマホ以降と言う事でしょうか。と言う事でケンタッキーのチキンがやたら売れていました。

 

 

機嫌が良さそうです。クリスマスだからでしょうか。それともFMでヴォータンが活躍しているからでしょうか。

 

 

さてオシドリですが、メスが見当たりません。ヤッタ~!ここにもシングルベルがいた!

とはいっても、何かこの大混雑では、目立つようで目立たない鳥ですね。

 

 

そしてコイのエサ騒動では、真っ先に見つけでもあっという間に押し出されるオシドリでした。

いやこの映像は可愛い物だ。白鳥8羽に追突されたりしていた。オシダリトリと名前を変えるべきか。

 

 

しかし経験的に年末の選挙は景気を悪くすると言うが、その事実解を聞いた事が無い。ただ今回で分ったのは外食がなぜか減るのだ。酒関連も減るようだ。

ただそれだけではなく、投票日はなぜ外食が減るのかと言う問題もある。

どうも解は無いのだが、選挙中はめんどくさい事から巻き込まれないように逃げまくる人たちがいっぱいいるのだろう。それは、友人の友人をたどったり知人の知人をたどって行くあの選挙活動なのだろう。昔だったら街角で久しぶりに会って呑みに行こうとなっても結局選挙だったりして、だが相手が出してくれる訳だ。今だと割り勘だろう?

選挙は人間関係の煩わしい所が出やすいので、街に出なくなると言う考え方が盛岡では成立する。ただ東京だとどうなるのだろうか。

選挙を穢れと思っている人が多いのかも知れない。

 

 

 もういくつ寝るとお正月になってしまいました。


今年もシングルベル

2014-12-25 02:06:28 | 日記

 

個人的に宗教はコミュニティの問題だと思う。親族のコミュニティを維持させるためのお正月やお盆、そして冠婚葬祭などの行事はこのためになる。まあこの時点で神道と仏教が混在しているのがいかにも日本らしいのだが、明治維新以降分離しただけであって、それ以前は混同されていた物だ。だから現実的に並び立っているのはおかしな事ではない。

逆説的に日本のコミュニティを復活させるために神道だけを用いるのは、本質的によろしくない。天皇家を見れば、神話世界を除いた歴史では、仏教徒の時代が長いのでは?

キリスト教由来のものだと実は少しおかしな事になる。というかその前に復活祭と謝肉祭と感謝祭がなぜか広まっていない。広まっているのは、聖者伝説のバレンタインデー、どう考えてもキリスト教とは関係ない異教徒伝説のハロウイン、そしてキリスト教最大のイベントであるクリスマスがある。そのクリスマスも、本当は出生年月日が分っていないキリストの、その無くなった日が受胎日だとして、逆算したものだ。この点合理的な気がするが、冬至のお祭りとぶつけるために計算したと疑われている。そうすると日本人が受容したキリスト教のお祭りは、元々異教徒の物だったから受容されたとも言える。

感謝祭が次に受容されるかもしれないが、それはあくまでもアメリカのブラックマンデーに合わせた商業行為にとどまるだろう。実際内の近所のスーパーで「感謝祭セール」と銘打ったチラシがあったが、このスーパーは割とこの言葉を簡単に使う。「創業感謝祭」とか「お客様感謝祭」とかだ。年がら年中感謝祭なのでインパクトは無い。

まあそれでもクリスマスは受容されている。なぜか?それは恋愛問題ではなくて、現実的に家族関係を維持させるための装置として働いている。クリスマスプレゼントはその装置になっている。そしてごちそうもその舞台装置になっているしイルミネーションもそうだ。社会的にこれは有効だと分っているから、行き過ぎるほどこの方向で進んでいる。

いや逆にウチは仏教徒だからやらないとやってしまうと、ブッタの誕生日をお参りするほどの信念は無い訳で、子供にはバレバレですよね。

 

 

クリスマスは異教徒のイベントと言うロマンティックな所があったと思う。だからカップルのイベントにもなったが、私の見る限り、リアルは家族関係のためのイベントになっている。というかこの年月が経てば、もう刷り込みがある訳で、昔はカップルのイベントだったのが今では家族のイベントなのだ。昔無理矢理流行にあわせて導入した時とは全く違うニュアンスになっている。

ということで非リア充の私としては、家族がいないというのが大きくのしかかる。正確にはいるのだが、別々に暮らしている。その上我が家では、兄が12月25日の誕生日なのでクリスマスはスルーされていたのも大きい。

そして恋人がいたとしても、ロマンティックになれるだろうか。このクリスマスイベントに刷り込まれた人を愛せるだろうか。ディズニーランドを愛している人と結婚するよりはマシかも知れない。クリスマスにはまだ多様性が残っている。

今年もコンビニからピザ屋から、街角までサンタクロースばかりになった。

 

 

ああ、今日の雪かきはサンタ服を着るべきだった。すっかり忘れていた。私もあのサンタの中にまぎれればいいだけの話だった。そうすればシングルベルではなかったかも知れない。おなじサンタがいっぱいいるからだ。キリストは実は妻帯していた説もある。実は独身ぽいのはサンタだ。いやもしかすると秋分の女神が妻なのかも知れないが、二人が出会う時は無い訳で。やっぱり独り身だ。それがプレゼントを配りまくると言うのは、奉仕の心なのだろうか。神の命令でがんばっているだけなのだろうか。サンタ服を着るべきだった。

ということで今日はバイロイトのリング、それもラインの黄金を聞きながら、アルベリヒの愛の断絶がかなり良かったですね。

ps

Merry Christmasなのだが翻訳すると良くわからない事になる。多分「キリスト生誕おめでとう!」なのだが「愉快なクリスマス」という翻訳もあり得る訳だ。重々しく話すこともあるだろうし酔っぱらって連発する人もいるだろう。泣きながら声に出す人もいるかもしれないし、絶対しゃべらないクリスチャンもいるかもしれない。多分間違いなくこの言葉に、声が一杯あるのだろう。

なぜならアーメンと言う言葉があるからだ。信仰告白の言葉が絶対であるから、少しずれた言葉の方が言いやすいのかも知れない。まあ私の想像だが。