今朝は−10度を切った。12月で−10度以下は記憶に無い。1993年からの記録を見たら2002年の大晦日だけだった。
とはいえ現在エルニーニョが発生していると気象庁はいっている。どうも説明を読むと6月から9月まで0.5度高かったが全体的に高かったのではっきり言えなかったと言う事のようだ。実は夏からエルニーニョだったのだが、それに伴う大気循環が不活性で特徴が出にくいらしい。
ただ長期予報を見ると、それでいて偏西風が北に蛇行している。この状態だとシベリア高気圧の影響が下がりそうなのだが、それが平年並み。そしてアリューシャン低気圧が例年より南になり強い。これで平年並みになると言うが、ちょっとバランスが崩れるともの凄く寒くなったりするのだろう。
暖冬にはならなさそうだ。
裏道はガチガチに凍っています。
実は泳ぎに行こうとしているのですが、既に挫折しそうです。
所が大きな道に出るとそれなりには行けそう。既に冒険の領域に入っています。
調子の悪さと言えば、FMのバイロイトの録音ですね。「神々の黄昏」ですが5分割されてしまいました。いえ実は記録されていない物を含めれば27個に分断化されていました。「ジークフリート」は第一幕第3場しか録音出来なかった状態です。なぜこうなるのかは不明です。バックグランド処理なはずなのですが。
ん!なぜか今突然スリープモードになったぞ。これか?とすればOSのバグになるのだが、それは考えにくいな。スノーレパードごときで今更バクがあるのか?
唯一残ったファイルは92Mだが、ラインへの旅立ち後半からが録音されているようだ。後残り全部残ってもらえれば嬉しい。
で、調子が悪いのは間違いが無いのです。まあ昨日ダイアン・アーバスの写真集を見てしまったからかもしれません。牛腸茂雄氏の「SELF AND OTHERS」を見たせいなのかもしれません。
この写真集の世界は「謎」とよく言われていますが、そこまでは無いと言うのが感想です。というのは実はこの本は幻の本だった訳です。ハッキリ言って初版本を見た人は少ないのではないのかと思います。私も見た事がありません。そして牛腸氏は1993年にこの本が再発行されてにブームになったと思うのですが、その時に回顧展が大規模に行われた訳でなくジワジワと広がったと思います。
「見慣れた街の中で」は本があるので、それ以外は断片的に見ていたのですが伝説となった「SELF AND OTHERS」をみたら、なんかうらやましくてうらやましくて、嫉妬を覚えました。いや以前から感じていたのが再燃したと言うべきでしょうか。
身体特性が真逆なのです。脊椎カリエスで病弱・身長も伸びなかった牛腸茂雄氏に対して、実は病弱だった?私が6尺の大男の分類に入り体力勝負でいるのと真逆なのです。で、牛腸氏の繊細さはあるのかと言えば、無いんだけど本当に無い物ねだりで、あの身長の世界がある訳です。で、私がしゃがめば楽勝で出来るだろう、そう思う人は分っていないと思う。私がしゃがんでご覧、多分みんな警戒する。
でも「SELF AND OTHERS」をまとめてみたら、もの凄く緻密に計算されています。そう言えば以前ベタを掲載しているのを見たとこがあったのですが、別々な写真が並んでみるとそのうまさと言うか凄さが良くわかる訳です。その計算をたどって行くと、実はこれはロードムービーだというのが分ると思います。ベタなんですけど僕の人生、というかたちがあると思います。それをラス3枚で破壊して行くというのがこの本の構成だと。「見慣れた街の中で」の超低アングルなどのスナップは、計算からの脱出というアプローチだったかもしれません。「SELF AND OTHERS」で予告されていた所はありますが、当時この計算は批判されたのではないのかと思います。しかも単純に批判されたと思います。腹が立つほどのものだったと思います。先生だった大辻氏は擁護しましたが、多勢に無勢だった可能性はあります。
まあ、私が脊椎カリエスなどの病気になったとしても、牛腸氏のような人との関係性を紡げるとは思えない。そしてこの緻密な計算は出来ない。
そういった調子の悪い時には身体を動かすべきなのですが、真面目に目的を設定しないとムリでした。そしてこの氷。雪ではないです、氷です。具合が悪くなったらひきかえしてイイヨと自分に言い聞かせます。