どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

弱り目に祟り目

2016-03-10 18:10:03 | 日記

 

さて医者に行く。すると、「前の風邪は治りましたね、次は細菌性です。お薬出しておきますね」とのことだった。弱り目に祟り目ですな。

やけくそで高松の池に行く。

 

 

もう氷はありません。オナナガモやキンクロハジロも数を減らして、発着待ちの白鳥が大量に駐機していました。

さて4chanにはウチの国ってどう見えるのというネタがあるのですが、自国のいいところと悪いところを3つづつ挙げようというのがありまして、日本語に訳されています。なお元は4chanです。ギークやオタク海外版の集まりなので、実際の意見は参考にならないところがありますが、なぜかこういったネタは割と真剣に議論されているようです。

大体のところすべての国で政治腐敗と汚職があるというのがポイントでしょうか。ブラジルの長所:膨大な天然資源、素晴らしい気候、美女
短所:高い税金、共産主義者、汚職なんて典型でしょうか。島国の自虐はなかなかです。アイスランド長所:孤立、孤立、孤立  短所:孤立、孤立、孤立 ニュージーランド長所:・世界がおかしな方向に行ってもニュージーランドは完全に無視されるということ・風景とかそういうの・オークランドの特定地域を除けば、移民を含め全員が英語を話し文化に同化していく 短所:・バンドが公演しに来てくれない・音楽シーンが酷い・島嶼部に住んでる奴らなおニュージランドで島嶼部に住んでいる奴らって、?しか出てきません。日本は

長所:
・どこに住んでいようと客観的に見ても世界一マナーと思いやりがある国民性・世界クラスの大都市と快適なアウトドアな自然に簡単にアクセスできる・スピリチュアルで洗練された文化と興味深い伝統が未だに息づいている
短所: 
・未だに60年代の冷戦時のような政治的雰囲気を引きずってる、中北露のような軍事独裁国家が周りにあるのと国内のスパイが崩壊させようとしているから・アニメ、幼稚なアイドル、ダサい東京のファッションのような醜悪な現代ポップカルチャー・効率的な指導力がない社会、全ての意思決定に10年はかかる

大体当てはまっていますね。なおノルウエー人がデンマーク人を羨ましがっているのをドイツ人が驚いていたりします。法定週労働時間がデンマーク32時間ノルウエー35時間、ドイツ40時間ですから。日本人ってどう考えても人権問題だよな。

さてアメリカ人はどうなのかといえばこの方のが簡潔で面白い。
長所:言論の自由が保障されまくってる、銃関連、物価が安い
短所:アメリカ人の大半が無知、白人率65%で依然減少中、企業にボロボロにされてる
 
民主党支持者でしょうか。別の方はこういっています
長所:
・教育を受けておけばエンドレスに金を稼げる・規模のデカい国なのでどんな食べ物でも気候でも地形でも見つかる・今すぐ欲しいというメンタリティーなのでオンラインで何か買えば翌日に届くし、何もかも合理的に早く安くなるようになっている
短所:
・何でもかんでもテレビに集まる・学費が高すぎる・一般人の集団が多すぎる

ドイツ人が移民のことを言っているときに、言わないのがアメリカ人ですね。なおギリシャ人は
長所:素晴らしい気候、バーやクラブの多さ、大麻
短所:借金、借金、さらに借金

気がついたら絶望的な債務というのは確かに悲劇だ。
 
 
 
 
短所:アメリカ人の大半が無知、白人率65%で依然減少中、企業にボロボロにされてる、何でもかんでもテレビに集まる、学費が高すぎる、一般人の集団が多すぎる

このアメリカの短所というのはどう読めばいいんでしょうか。学費が高すぎて、一般人が高等教育を置けられずに無知でしかも多数、テレビに集まりすぎて企業にボロボロにされているし、ヒスパニックを含め人口比率が変わって建国理念がどうなってんのという状態、と考えればいいのでしょうか。
 
さてこれをドナルド・トランプ氏の支持者だとすれば、ちょっと変な気分になります。まずアメリカの雇用問題なのですが、これは日本と同じで、スーパーマンは欲しいがフツーはいらないというところにあります。で、最底辺の賃金は最低賃金が安すぎたアメリカの問題は大きいです。それでも賃金が高いとアメリカの大企業は海外に逃げまくったわけで、さらに違法移民を酷使していたのはどうするんだということがあるわけです。日本を名指しで為替操作国と言うのも、80年代の話だろうと言われる始末です。
で、移民制限すれば何が起きるのか?アメリカの農業がいきなり落っこちるだろう。メキシコとの壁は完璧ではないが作られている。それが地域自然に対して脅威になっている。それでいいのだろうか。
 
トランプ氏は麻薬王と付き合いがあり、KKK幹部とも知り合いで、自分の経営する会社の4度の破産を自分と分けて考える神経と、すぐに大富豪が名誉毀損で訴える癖と、3度の結婚で移民が2人とか、本人の祖父が移民で母が移民とか、基本的ないっていることとやっていることが恐ろしく違う。そして確かに倒産はあるが、本人はアメリカンドリームの体現者ではない。富豪の息子が大富豪になっただけだ。
なんでこんなやつを支持できるのか。
 
ニューズウイークで、パックンが解説している。多分これは正しい。
 
「半世紀前から、数々の共和党系保守派のシンクタンクは「政府はわれわれの自由を奪い、個人の成功を妨げる、国民の敵だ。」というメッセージを各メディアで発している。それに支えられて、同じ理念を持つ政治家が徐々に力を増し、80年には保守派の大統領が誕生した。レーガン大統領のことだ。就任演説で「政府は問題の解決にはならない。政府自体が問題なのだ。」と言った瞬間、保守派の勝ちが決まった。(略)

  しかし、この思想の先には嫌な結論がある。政府が国民の敵であるならば、必然的に政治家も敵となる。「政府が動くと国民の障害になる」という主張を繰り返して当選した政治家は、もちろん議員として国を動かそうとしない。たとえ国民のために何かやろうと思っても、度重なる減税のため財源がないから、結局何もやらない国会になったというのが事実だ。」

パックンは民主党支持かと思うが、多分これがリアルな姿だ。ティーパーティーもそうだが選挙のたびに大資金を投じてこういったコマーシャルを流してきた、その結果だ。テレビに集まるからこそあり得る世界だ。

アメリカのダブルスタンダードというのが、どこから発生しているのかがとてもよく分かる事例になっている。

 

 

キンクロハジロが本当少なくなってしまった。今日はその中からキュートな表情が撮れました。ブルブルしただけでこの表情ですから。

 

 

3.11のときに日銀は何をしたのかというページがある。かなりお手盛りだとは思うが、時間系列表だけでもそうだったなと思った。14日月曜日に向けて現金を大量に動かしたのは正しい政策だった。

ただ今思い出そうとしても日銀が強烈に矢継ぎ早の発表をしていたというのは覚えている。

 

 

明日で5年目だ。ニューズウイークで冷泉さんが「こんなはずではなかった「3.11からの5年間」という記事を書いています。冒頭だけ引用します。

「ですが、現状に関しては「こんなはずではなかった」という思いが消えません。未曾有の自然災害が国土に発生したというのは、国の、あるいは社会のあり方について「根本から考え直し」の機会であり、また「根本から考え直す」ことなくしては、真の復興はあり得ないと思うのです。

ですが、5年という時間の中で、そのような「考え直し」は起きませんでした。「こんなはずではなかった」というのは、そんな意味です。」

確かに私もそう感じましたが、財産権の問題で問題が起きるというのは予測していました。で、その通りになったというのが本当のところです。

ただなぜうまくいかなかったのかといえば、地域のボトムからの話なのに、行政に頼ったということだと思う。

 

 

政策を作る人たちがわかっていないのは、それでも人は生きたいということだ。何をしても生きたいのだ。ヤクザもそうだろう。今山口分裂で抗争が始まっているが、共倒れしても生き残りたいのだ。

 

 

思えば2008年からの大震災はどこまで世界を歪めたのか。

 

 

なぜか雁が南に向かった。北には何もないはずなのだが。