かなり憂鬱な日々を過ごしている。確定申告が終わってまあ家計の実態というか、そこがマザマザと突きつけられるというのはある。4月からの仕事のこともある。だから毎年この時期と9月はウツになるのだが、この春は少し重いようだ。多分これが50歳を超えたということなのだろう。ホルモンバランスとかいろいろあるようなのだが、明らかに死を考えなければいけないお年頃なのだ。どうもそこと春のギャップがきついようなのだ。寂しいとは全く違う。絶対的なものなのだ。
特に独身ということはある。支えてくれる人もいないわけで、結婚して子供もいて、不平不満を言っている人を見ると、その贅沢さに羨ましく思う。
今年のガマ合戦をどうするのかということで、予備調査を始めた。まず今年は、近辺の工事の状況からさらに激減することが予想されている。次にこの暖かさで早くなるはず。植物などの指標でももう起きていてもおかしくない。だが数が少ないとなれば、はっきりといつ始まったのかがわからない。なので早めだと思うが、観察を開始することにした。範囲はまだ検討しきっていない。
少なくとも3月17日の午後7時30の時点では始まっていない。ただ今後の気温を考えても、いつ始まってもおかしくない。
今年は黄砂がなかなか降らない。わずかにはあるのだろうが観測データーには出てこない。今日は最近にしてはやや高めのPM2.5の値だった。少しぼんやりした日だった。
メキシコで大気汚染がひどく、オゾン濃度が高いというニュースがあった。オゾン濃度?全然わからなかった。どうもOXという指標のようだ。大気中の窒素酸化物や炭化水素が光で反応して発生する。光化学スモッグで一番毒性の強い物質だ。
ただオゾンといえばなんか健康によさそうに感じられる。どうもシャープのプラズマクラスターにやられているだけなのかもしれない。オゾン層は確かに地球上の生物を守ってくれるが、オゾンは健康にいいわけではない。
東芝メディカルがキャノンへの身売りを決定した。そのニュースが伝わった時、またなんでキャノンなのかと思った。実はオリンパスの時もなんでソニーなの?というのはあった。まあソニーに比べればキャノンの方が医療関係には強い。だが東芝もオリンパスも花婿候補にフジフィルムがいたのだ。
フジフィルムの画像処理技術を中心としたソフトウエアーの技術や、検査機器の技術力などすごいものがある。さらに医薬品まで手掛けている。資本金とかそういったものではなく、総合力が違うのだ。だが何故キャノン?86年にイーストマンコダックと医療機器分野で提携してからの医療機器の歴史と、フジのX線フィルムと現像機での医療関係との付き合いは違うわけで。
オリンパスの時も思ったものだが、花嫁は自分の思うままになる花婿を選ぶ傾向にある、ということなのだろう。ただ将来性とかも勘案すれば何か違う。確かに大型機器を製造できるキャノンの方が東芝にとっては良かったのかもしれない。医療ロボットとかそういった分野に進出しようとするならわかるのだが。
そう思っていたら、フジフィルムが珍しくいちゃもんをつけた。「日本の独占禁止法の審査時間を考えてもそのスキームは無利でしょ、独占禁止法で審査が始まってから30日間は株式を買えないんだよ。それで3月期決算までに東芝メディカルを売却してお金を入れて赤字補填って無理なんじゃない?。それ以上に上場しているアメリカとEUの審査を通過できるの?フツー審査を通過してからでないと株式拾得は意味がないよね~。もしも落ちたらどうすんの?キャノンさん金をドブに落とすの?東芝さんもそうなったらどうすんの。金利つけてキャノンさんに返せるの?どうすればそんなことできんの?是非教えてよ!」と質問状を叩きつけたわけです。期限は3月17日午後3時まで。
ものすごく意訳していますが、フジフィルムのキれっぷりは圧巻です。で、私もオリンパスの件を含めてこの不透明さが気になるわけです。ただオリンパスの時は資本提携だったのである程度の不透明さはあってもおかしくないのですが、今回は買収です。高値を付けた方が勝ちなのにナンデというのはありそうです。
え、なんでフジを応援するのかって?当たり前でしょう。今や銀塩フィルムを作るというのはボランティアに近い。製品の安定性さえ問わなければどこでも作れるが、限度はある。需要が少なくなったので作れる会社そのものが立ち行かなければ困るわけだ。だから応援する。
そしてオリンパスの時もそうだが、経営陣の保身を感じるのが嫌だ。
マンサクは、今はやりの赤花ではなくてこの古い品種がしっくり来る。
世界で今最も問題になっているのは、守るものがなくなっているということなのかもしれない。だから守りすぎるという逆説が起きる。