どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

天気が悪い

2016-03-25 01:25:12 | 日記

 

今日の午前中は比較的天気が良かった。最高気温は7.3度まで上がった。だが昼過ぎから雲が増え、1時に5.3度だった気温は、2時には部屋にいても気がつくくらいに下がった。2.8度だ。そしてあられと雪が降る天気になった。

晴れ間に買い物に出る。

 

 

天気が悪いのと昨日の疲れで、何もできなかった。パンを焼いただけだった。ネットのニュースもピンとくるものがない。大きなニュースはあった。ベルギーのテロ事件だ。だがなぜかピンとこないのだ。フランスの事件もベルギーにいる過激派が問題だったというのはわかっていた。そしてベルギーで次に起きるのもわかっていた。そして操作する警察なりの人員が少なかったのもわかっている。移民に対して寛容な社会の抱える問題というのもわかっている。ベルギー内に過激派のコミュニティがあるのもわかっている。そうわかっていることばかりなのだ。なぜ起きたのかといえば、結局EUの理念の問題となるわけで、これは言ってはいけないお約束になっている。そう、このお約束こそがEUを偉大にしている理念なのだ。それはアメリカを上回る理念なのだ。

そう、すべての自由を保障した上でのゆるい結合による平和維持だ。人権の保障も手厚い。2000年以上の歴史を持つコミュニティの維持しながら経済統合と政治統合を目指している。ゆくゆくは世界政府を目指しているのではないのかと思われる。

ただそれはイギリス人が考えているように、ゆっくりと行われなければいけないものだった。だがEUの拡大は急速すぎた。そこに矛盾があった。特に冷戦終了後のEUの拡大は、矛盾も拡大したのだった。

で、そんなことは彼らもわかっている。わかっているのに修正できないからイギリス人が嫌がっている。

テロよりタチが悪いのは、イギリスのEU離脱なのだが、ベルギーの事件でテロリストが狙っているのは多分これだろう。

 

 

北水の池近辺の改修工事等が大体終わりに近ずいている。プレハブの撤去が始まった。このプレハブがあるからヒキガエルの祭典が阻害されている可能性もないわけではない。だが大体工事終盤に始まっておりプレハブ事務所での作業も遅くまでやっていたわけではない。おまけにプレハブの土台の下は筒抜けになっており、移動を妨げるものではない。

 

 

買い物に行って、帰った頃にまたアラレが激しく降った。

EUに関してはなぜか日本の戦前の五族協和という理念を思い出す。明治維新は列強が沿岸に現れてきた現実に対して、孤高の立場を貫こうとして尊皇攘夷派が起き、逆に幕府の対応が難しくなり天皇家とうまく連携できなくなった。やっぱりここでは中国のアヘン戦争の衝撃は大きい。特にアメリカとの通商条約がマズかった。そうこうしているうちに薩長がイギリスと交戦、結果薩長とイギリスが手を組んで倒幕に至る。幕府がフランス贔屓というのもあった。

ただどちらも、もしかすると植民地化されるのではないのかという恐怖があった。植民地化されないようにするためには軍事強化というのは両方とも同じ考えだった。ただ薩長が勝ったのは、天皇がついたということと近代化がやや早かったということだろう。

維新後は征韓論とかあったが、もうすこし理念的に日本の方法で植民地化阻止を輸出するという考え方があったと思う。それが朝鮮半島への介入であり日清戦争だった。台湾の接収と韓国の併合で経験を積んだ日本は、満州国建設でこの五族協和という理念を言うわけだ。それは脱植民地であり、欧米への対抗という考えだった。

ただ日本主導では全く問題があったわけだ。中国が大体納得しない。今でも朝鮮半島は納得していない。そして五族共和を真剣に信じた人もいたが、言い訳に使っていた人もいた。その上ここにはアングロサクソンもフランクも入っていなかった。鬼畜米英という言葉はこの裏側から発生している。

五族協和がなぜ失敗したのか、そして中華民国が提唱していた五族共和の矛盾というのも多分同じ路線にあるのではないのか。

高邁な理念ではあるが、実際に行う現場では全くうまく機能しなかったと考えている。だからさまざまな矛盾が起きていた。個人で動くと戦後のニューギニアやインドネシア開放につながるのに、全体で動くと最悪の結果になってしまう。

EUはその轍を踏まないと思われていたのだが、まあ現実的にはもっと難しい状況になってしまった。理念の中で、新しい植民地支配という方向があった。で、ヨーロッパの歴史上最高に古典的なギリシャが不正会計をまたやらかしたというのは大きい。

高度な理念は、全くお金の前には無力なのです。

ただ中国の五族共和の中には、イスラムがないというのは指摘しておきましょう。日本にイスラム関連の本があるのは戦前から五族協和の理念でイスラムが入っていたのは大きいだろう。これはマジメにそう思う。

 

 

この天気ではガマガエルはいないだろう、そう判断するのはガマガエルのことをトノサマガエルの大きなものと考えている人だろう。だが私も今日はそう思った。昨日0匹だった。池の中にいれば水温は安定しているので急激な気温変化にも耐えられるが、いなかったものが水中にとどまっているわけがない。さらに追加もない。

もうこうなると、3月18日の出現は異常値であって、今後正しいガマ合戦が起きることを信じるしかない。もう7日目だよ。産卵も確認できていない。

意地で確認するしかないのかな。