「コーヒー豆を挽く器具」
っていう話じゃなくて・・・。
見えないモノを観る話だ。
(しょうも無いマエフリ・・・
お笑い芸人は諦めよう・・・・)
久しぶりに美術館に行った。
そして・・・みた!
部屋の隅にひっそりと座る学芸員のおねえさん。
ひっそりとしているが・・・
見物人が悪さをしないように見張っている。
という話じゃないくて・・・。
絵を観た。
ワシが19歳だったと思う。
絵を観る事を教わった。
絵は見るのではなく、観るものだと教わった。
教えてくれた先生の名前は・・・忘れた・・・。
そして初めて観た絵。
ルノアール。
その頃、同じ名前の喫茶店がアチコチにあった。
今は何処に行ったのか?
厚い野暮ったいコーヒーカップ。
ステンレスのお皿のスパゲッテイナポリタン。
「何もかも、みな・・・懐かしい」(沖田艦長 談)
池袋の西武デパート内だったと思う。
ルノアール展があったのだ。
ワシは初めて観た絵に感激した。
絵から「何か」が流れてくるのだ。
初めての感覚だった。
それから展覧会中に幾度も通った。
このルノアールのお蔭だった。
その後の芸術品の観方が出来た。
それまでは解らなかった。
「見る」だけでは解らなかった。
何が素晴らしいのか解らなかった。
そうかぁ・・・
見るのではなく、観るのかぁ・・・。
観る、とは「感じる」事なのかぁ・・・。
目が覚めた。
ワシはラッキーだった。
「観る」事を十代で知る事が出来た。
(本館は 「氣の空間・氣功療法院」