友人愛
その前に「友人」って何?
「鏡よ鏡、友人の定義は?」
「どうせワイなんて可愛くないワイ」
「あっ、薄ら寒い、いいえ、面白いダジャレ。
ねぇ、機嫌を直してよ。後で磨いてあげるから」
「友人なんて幻想や」
「アンタね~。友達いないでしょ」
「だから、もともと友人は幻想なんや」
「本気で答えているの?」
「本気や」
実はアタシもそう思っていたのよ。
でも友人、友達、親友、友よ、なんて言葉は、社会では優等生の単語でしょ。
優秀だと認知されているモノを否定するのは、結構風当たりが強いものなのよ。
アタシ、強い風は好きじゃないのよ。
肌は荒れるし髪は乱れるから。
でも鏡のせいにすればOKよね。
非難は鏡に、美男はアタシに。
えっ、ダンナ? ダンナは現実よ。
美男美女は幻想の世界。
一緒にしちゃうからゴタゴタが起きるのよ。
(本館は 「氣の空間・氣功療法院」