曖昧な言葉
ヒーリングとは「癒し」である。
よく、こんな説明がなされています。しかし「癒し」はかなり曖昧に使われています。
最近ではちょっと優しいだけで「癒し系」の冠さえ付けられています。
「癒し」が何であるか定義されないまま一人歩きしてしまったからです。
見えない世界からの言葉は無理解のまま使われ、曖昧な分、応用範囲が広くなります。
使う方とすれば都合のいい言葉なのです。
見えないだけに、言い逃れもしやすい言葉です。
しかし、これからは見える世界と見えない世界は融合していく時代に入りました。
現代はその変革時期かもしれません。
変革時期に混乱が起こるのはやむを得ないかもしれませんが、混乱が続くのは決して未来が早まるわけではありません。
「癒し」の説明を調べると、
心を中心に、体と心の両方に回復効果があるもの。
自然治癒力を促す働きをもったもの。
浄化作用。
おおよそ、こんな感じですが、心も自然治癒力も浄化も何となく曖昧な言葉です。
多くの見えない世界の言葉は、更に曖昧な言葉を重ね、イメージでそれぞれが勝手に受け取るようにしてあります。
見えない世界は安定も固定もしていません。
揺れる波動の世界です。対応する意識などである程度変わってしまうのです。
どうしても多少の曖昧さは内蔵しています。
しかし言葉を使用する側や、受け取る側の理解度によって変わるのも困りモノです。
多少の自由度は残しながらも、ある程度の枠内で納まって欲しいですね。
そうでないとインチキや勘違いが入りすぎます。
インチキや勘違いはこの世の常ではありますが、それを指摘できないほどの曖昧さのままでは、いつまでも胡散臭い言葉といわれても仕方ありません。
精神世界で多く使われる言葉にはそういった曖昧さの枠を絞りきれない部分があると思っています。
まして「癒し」は体と心の健康や回復に係わる言葉です。
今後は徐々に共通の意味を定義するのも大切だと思います。
(本館は 「氣の空間・氣功療法院」