カルテ番号 お・11(13)
「ところが駅に降りても、また北海道行きに乗ってしまいました。どうしてでしょう?」
大空晴美は、いくら私がうっかりしていても、そんな事はないだろうと思った。
「新幹線の車両内は同じですが、どんどん寒くなるので、また方向が違うと気付きます」
うっかりする事はあるかもしれないが、次で乗り換える。
「次の駅で一度は降りるのですが、どうしてか、また北海道行きに乗ってしまいます」
「それはないですよ」
「現実にあるじゃないですか。どうしてでしょう?」
大空晴美はこれがリウマチになっている現状を例えているのだと気付いた。
「わかりません。だから先生に教えていただこうかと」
「独善解釈ですが、今答えているのですがねぇ」
「質問していますが、教えてくれてないです」
「困りましたねぇ。一応教えているつもりなんですよ」
「行きたい方向違いには気付き駅で降りていますが、また同じ方向の車両に乗ってしまいます。どうしてでしょう?」
大空晴美は判らないまま答えた。
「乗るホームを変えていないから・・・かなぁ?」
「そうです。解ったじゃないですか。ホームは専用の方向の車両が来るのです」
そのホームが何を意味しているのか、わからない。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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