カルテ番号 あ・28 再び(1)
「センセー、元気~?当たり前だよね~」
愛田恵子のテンション高い声が携帯から聞こえた。
「今回は行けないけど、電話で話そ」
愛田恵子は陽水より120歳ほど年上だ。
現在は銀座のクラブのオーナーママをしている。
発動(46歳)前は幕末の京都伏見寺田屋でお登勢という名前だった。
陽水と同じ長寿族で、偶然出会った。
「あのね、新しい情報だよ」
見た目は50歳前で、話し方は江戸っ子的だ。とても銀座のママの話し方ではない。
店が安定するまでは、それらしい話し方や態度だったが、安定してからは自由気ままだ。
身内親族を含め、周りの人達の最後を看取ってしまう体質だ。
人間社会の体制が簡単に変わるのを目撃してきた人生だ。
社会に合わせた態度は本来無縁となる。孤立しているのだから必要ない。
「普通の人が王様とか皇帝とか権力も金も独占できると、次は何を欲しがる?」
愛田恵子は最近ますますタメ口で話してくる。
まぁ、陽水も愛田恵子もそんなことはどうでもいいと思っているが。
「長寿、できれば不老長寿を願うようだね」
「ホント、ワンパターンだよねぇ」
古今東西、権力と金(現在は金が権力を上回る)を握ると長寿を求めたり研究したりする。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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