カルテ番号 も・6(5)
会社で働いている時、死という事を意識した事はなかった。
会社を離れ、毎日が自分一人の時間になってからだ。
自分が老齢だと思うようにもなった。
それが寂しいとは思わないが、身近にあるような気がする。
老齢とは、幾つからだろう。
おそらく、年齢で線引きするのではない。
意識し出した時から、かもしれない。
特別に運動をしてはいないが、歩くのは好きだった。
好きというよりも、歩いているほうが楽になれる。
とはいえ、街の喧騒は疲れる。
やはり公園や土手を歩く。
そして、日本は四季が美しいと感じるようになった。
今まで、四季の美しさに心が反応してなかったのだろう。
一通り歩くと、公園のベンチで休む。
時には喫茶店も入るが、公園のベンチの方が落ち着く。
ある時、その公園でゆっくり体を動かしている婦人がいた。
おそらく、あれは太極拳だろう。
見ていても、その婦人が気持ち良くしているのがわかる。
自分の世界に入り込んでいるのもわかる。
そして、優雅でもある。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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