水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1060」

2016-10-09 19:03:32 | Weblog



カルテ番号 あ・28 9度目(9)

柳玲香は愛田恵子が長寿族を証明している人だと知っている。
院長も自分も長寿族とはいえ、まだ証明していない。
とても信じられない思いもある。
約180歳と会うのは、もちろん初めてだ。
あまり緊張しない柳玲香だが、心が騒いでいるのがわかる。
そう思っているせいか、貫禄があると感じる。
院長にはない貫禄だ。

「はい、変化は感じていますが、信じられないとも思っています」
愛田恵子は優しく言った。
「実際に時が過ぎていけば、自然に思えるわよ。
アタシは、自分だけが取り残された、とも思っていたわ。
意味も解らず、孤独だと思った。
でも、自分から死のうなどとは思わなかった。
夢が目の前にあるのに、無理やり殺された人達を見ていたし」
愛田恵子は、坂本龍馬の事を思い出していたのかもしれない。

吉永百合は、この二人の話がわからない。
何を言っているのか、わからない。
どうやら、百合をのぞいた三人には共通の秘密があるようだ。
ならば、何故、自分がこの席に誘われているのか不思議だった。
でも、黙って聞いていた。
とても、大事な内容のような気がしていた。
陽水は、そんな三人を見つめていた。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
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