水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・1080」

2016-10-29 19:26:44 | Weblog



カルテ番号 あ・28 9度目(29)

百合が一番理解していないまま、話が進んでいた。
それも、自分が中心のような話しぶりだ。
「あの~、私、どうすれば・・・」
愛田恵子が笑って言った。
「何もしなくていいわ。
柳さんと一緒に行動して、このセンセーのところに来てね。
自然となるのが、一番のタイミングなのよ。
あ、そうそう。
吉永さん、オトコ、解禁よ」

この愛田恵子という人は、伊達に180年生きていない。
風間陽水なら遠慮して言わない事をズバリと言う。
ストレートだから、余計な重みがないのだ。
本当の優しさというのは、こういう言い方なのだろう。
百合は一瞬黙ってしまったが、
「愛田さん、ありがとう」
と小さな声でお礼を言った。
百合には届いたのだろう。

愛田恵子は、柳玲香に向かって、更に言った。
「これから吉永さんには、オトコが群がるわよ。
急に輝きを増すし、何よりも、この雰囲気は惹きつけるわ。
自覚していないようだけど、超モテ期になるわ。
柳さんなら、つまらない男を見抜けるわね。
しっかり、ガードを頼んだよ」
玲香も頷いた。
「私もそう思います。
当分の自分の役目だと思っていますから」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
HP「気の空間・氣功療法院」検索
ブログだけなら楽天ブログ「水上陽平の独善世界」検索 が読みやすい

(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする