水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「迷想中・迷走中・464」

2022-04-11 21:34:06 | Weblog


ある気功師・70

繰り返すが、私は根性が少ない。
無いわけではないが、少ない。
まだまだ途中なのだろうが気功を止めた。
右手は冷たく、動かすのが辛い。
気持ち悪い。
早く帰りたい。

ところがその人は明日も来てくれという。
その必死さに負ける・・・
次の日も変わらず身体から冷風が吹く。
右手から入ってくるヤツも同じくいた。
肘から脇まで来ると、私はギブアップする。

続けて三日通った。
後に故師匠にその事について教えてもらった。
「そいつが心臓にたどり着く前に手を離せよ。
そうでないと死ぬぞ」
私は自然にそうしていたのだ。
私の根性無しが私の生命を守っている・・・


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「迷想中・迷走中・463」

2022-04-10 21:51:36 | Weblog


ある気功師・69

その時まで私は母とその人しか気功をしていない。
母から受ける氣はひたすら痛い。
鋭く痛いのが集まっていた。
ところが、その人は痛みよりも気持ち悪い。
辛い、冷たくなり、少し怖い。

正直嫌なのだが、そういうわけにもいかない。
我慢して手を伸ばす。
冷たく辛くなり、少し休む。
できるだけ手を伸ばすが、何度も休む。
自慢じゃないが、私は根性が少ない・・・

そのうちに右手の中に変なモノが入ってきた。
入ってきた感覚がしてくる。
そいつが次第に身体の中心に動いてくる。
とてもヤバイ感じがした。


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「迷想中・迷走中・462」

2022-04-09 22:39:04 | Weblog


ある気功師・68

私はかなり特殊な現象にすぐ馴染む性格だ。
実際いろいろな奇妙現象と出会っている。
しかも性格がねじれているので、常識を軽んじる。
この世は奇妙な事ばかり。
とはいえ人体から風が吹く現象には戸惑う。

感じだけではない。
実際に手が急激に冷たくなる。
手を遠ざけると風は吹かない。
近づけると冷風が吹く。
なんじゃ、こりゃ?

しかも・・・次第に気持ち悪くなる。
気持ち悪い、なんてレベルじゃない。
何とも不安で辛い、寒い、冷たい、そして痛い。
もしかしたら、これが本当に苦しいということか。


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「迷想中・迷走中・461」

2022-04-08 21:49:27 | Weblog


ある気功師・67

左胸の乳首から血膿が出る。
毎日とても痛い。
もちろんシコリが大きい。
それって・・・やばくないのか?

当時は病気に詳しくない。
現在の私なら判断できる。
メディカル専門学校で受けた学科。
病理学、生理学、解剖学等。
癌のステージ4、末期。

とにかく故師匠の真似をする。
とはいえ、他人の身体に触るのは抵抗ある。
15センチくらい離して手を伸ばした。
その瞬間、左胸から冷風が吹いた。
冷風というよりも凍風という感じだ。


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「迷想中・迷走中・460」

2022-04-07 21:29:15 | Weblog


ある気功師・66

姉の知り合いだという女性。
当時60歳近かったと思う。
断っても必死に言い寄る。
私は・・・押しに弱い・・・

店では診るスペースもない。
三歳とやっと一歳になった子供もいる。
私が相手の家に行くことにした。
どうしたらいいのかも、わからないまま。

話を聞くと病院の誤診で夫を亡くしたという。
それ以来病院を恨んで、病院嫌いになった。
その為に異常は自覚していても行かなかった。
そして、今の状態になってしまった。


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「迷想中・迷走中・459」

2022-04-06 22:22:31 | Weblog


ある気功師・65

急激な変化。
5月の生駒での研修から半年。
私の体質だけでなく急激な変化があった。
母親の難病の為に行ったのがきっかけだった。
それがどういうわけか気功師なんてものになった。

実家に帰って母親に治療する。
すると激変する。
それを目の当たりにした姉が知人に話す。
当時私は土産店を経営していた。
その店にある人が訪ねて来る。
「私を診て治療して欲しい」

いやいや、私は治療師ではない。
ただ母親だけの為にしている。
まして気功などというわけのわからない行為だ。
他人に行うなど、無理、無理、無理。


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「迷想中・迷走中・458」

2022-04-05 21:46:21 | Weblog


ある気功師・64

何年も経って。
あるいは10年以上経ってから解かる。
故師匠の言葉は後で理解できる。
聞いた時は理解できなくても言葉は憶えた。
追っかけながら、言葉を懸命に詰め込んでいた。
30年近く経った今でも多くの言葉を憶えている。

何故わけのわからないオッサン(師匠)を追いかけるのか。
自分でも時々正気に戻りながら疑問に思っていた。
故師匠に会ってから半年後(11月)に二度目の生駒に行く。
きっかけとなった気功に出会ってから一年後だった。
出会ったのは私の誕生日だった。

追っかけのおかげか、半年間で様々な体験をした。
上海中医学大学での中国人気功師との交流。
世界気功シンポジュウム参加。
第三医学での資格。
当時世界最高と言われた林厚省師との出会い。
(国連で気功師として基調講演をした医師。
衛星中継で気功麻酔を実況した医師でもある)

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「迷想中・迷走中・457」

2022-04-04 21:27:56 | Weblog


ある気功師・63

私は長い間勘違いをしていた。
一つの道を見つけ、その道を歩く。
食べる為の仕事ではなく、仕事で食べられるようになる。
それが自立だと思っていた。
食べられるようになって一人前だと思っていた。

だが、それは勘違い、間違いだ。
本当の仕事は食べられない。
いや、時には食べられる事もある。
というより、食べられる、食べられないとは別なのだ。
本職と個人的生活は別次元の話だったのだ。

出来れば本職以外の何かで生活費を稼ぐ。
本職は金になろうがなるまいが関係なくする。
「食えねぇぞ」というのは本職への覚悟なのだ。
食えても食えなくても続ける。
貧乏になっても金持ちになっても関係ない。
それが天職というものだった。


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「迷想中・迷走中・456」

2022-04-03 22:38:18 | Weblog


ある気功師・62

その授業の中で治療倫理みたいな科目があった。
「ヒポクラテスの誓い」というのがある。
ヒポクラテスというのは医師、医学の父といわれている。
その人間としての医学の祖がギリシャ神に対して誓う言葉だ。
私の受け取り方として、簡単にいうと・・・

医者なんてのは貧乏が当たり前だ。
(金持ち相手をするのは一部だけだから)
とても食ってはいけねぇぞ。
だから、医者仲間皆で助け合っていくんだ。
食べ物を分け合って、励まし合ってこの道を歩くんだ。
それが医学を歩く者の姿勢だ。

現代の日本の医者のイメージ。
地位も名誉も金もある。
だが食えない医師もいる。
生活は厳しいが、医師、医学の道を歩む人もいる。
もともと人助けがしたくて医師を目指す人達だ。
食えない医師は・・・誇りでもある。


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「迷想中・迷走中・455」

2022-04-02 22:12:33 | Weblog


ある気功師・61

10年が過ぎてからまた私の我儘が始まった。
メディカル専門学校に入学したのだ。
専攻は鍼灸。
期間は三年。
国家資格。

特に鍼灸がしたかったわけではない。
気功治療を続ける為に国家資格が欲しかった。
国のきまぐれで、国家資格以外の治療が禁止される。
それは起こりうる事だった。
だから保険として資格を取った。

とはいえ、東洋医学(実際は中国医学)にも興味があった。
気功治療に活かせるかもしれない。
元々は氣の医学だ。
まぁ、今の鍼灸は氣の医学から離れていたが・・・


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