朝一番に玄関を出てふと見ると、庭先の植込みの陰に、フキノトウが数本、随分大きく
なっていた。
最初に気付いたのはひと月も前のこと、それもたった1個だけ、遠慮がちに紫色の小さ
な芽を出していたのに、いつの間にかこんなに・・・・・それもそのはずだ、毎日「寒い、
寒い」と口に出して震えていたのだが、その寒もだんだんと遠ざかり、随分と暖かくって
きた。
だからフキノトウも大きくなるはずだ!
折角の春の兆しの「フキノトウ」だからと、早速、摘み採って“フキノトウ味噌”を作って、
昼御飯に頂いてみた。
ほろ苦く、独特の香りがあって、ご飯も進む!
このフキノトウと木の芽(山椒)の、「味噌和え」は私にとって子供の頃から馴染んできた、
最高の春の香りであり味でもある。
子供の頃、この時期になると母が必ず“フキノトウ味噌”食卓に上げていた。
こんなシンプルな料理(?)だが、私にとっては、これからも毎年食べ続けるであろう“お
ふくろの味“だ。
思えば、おふくろが私にしてくれた様に、子や孫(今時の子は食べないが・・・)に伝えて
来たんだな~・・・と美味しさもひとしおである。
いよいよ春が来たんだな~・・・・・・・
~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~
暖かくなったから、この服、脱ぎたいんですけど