タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

   長 崎 の 鐘 永井隆

2020-04-05 | 邦楽

長 崎 の 鐘

『長崎の鐘』は、当県出身の永井隆が執筆した随筆である。
その内容は、長崎医科大学(現長崎大学医学部)助教授だった永井が、原爆爆心地に近い同大学で被爆した時の状況と、右側頭動脈切断の重症を負いながら被爆者の救護活動に当たる様を記録したものである。   被爆時に大学をはじめとする長崎の都市が完全に破壊された様子、火傷を負いながら死んでゆく同僚や市民たちの様子を克明に描いている。  永井は、この時妻を亡くし、また救護の際には、頭部の重症と疲労から自らも危篤状態におちいるが、同僚医師や看護婦たちの努力により一命を取り留める。  「長崎の鐘」とは、廃墟となった浦上天主堂の煉瓦の中から、壊れずに掘り出された鐘のこと。   この随筆に基づき、作られた歌である。