道端に咲いている白い「侘助椿」の一枝を頂いて帰り、早速、床の間に差
して、朝のひと時を家内と供に抹茶を一服。
侘助の微かな香りと茶菓子の甘さが心を癒し、静かな静かな時間が流れて
ゆきます。
こんな贅沢が有るでしょうか。
現職の頃の煩雑な日々の中では、何でもないこんなささやかな幸せを感じた
事はついぞ無かった気がします。
こうして見ると、人皆避けて通ることのできない「老い」の心境も、まんざら捨
てたものではない様に思えて来る。
自分を取り巻く「森羅万象」を深く噛みしめ、「今この時」を生かされていること
を感じる事が出来るから。
(「侘助椿」の由来)
泉州堺の茶人・法名吸松斎宗全(還俗:侘助)が、この花をとても愛したことか
ら、頃なく「侘助」と言う名で呼ばれる様になったとの説。(諸説ある中で)
~今日も良い一日であります様に~
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