タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

侘助や 障子の内の 話し声。  (高浜虚子)

2012-12-27 | 植物

 道端に咲いている白い「侘助椿」の一枝を頂いて帰り、早速、床の間に差

して、朝のひと時を家内と供に抹茶を一服。

侘助の微かな香りと茶菓子の甘さが心を癒し、静かな静かな時間が流れて

ゆきます。

こんな贅沢が有るでしょうか。

現職の頃の煩雑な日々の中では、何でもないこんなささやかな幸せを感じた

事はついぞ無かった気がします。

こうして見ると、人皆避けて通ることのできない「老い」の心境も、まんざら捨

てたものではない様に思えて来る。

自分を取り巻く「森羅万象」を深く噛みしめ、「今この時」を生かされていること

を感じる事が出来るから。

(「侘助椿」の由来)

泉州堺の茶人・法名吸松斎宗全(還俗:侘助)が、この花をとても愛したことか

ら、頃なく「侘助」と言う名で呼ばれる様になったとの説。(諸説ある中で)

        ~今日も良い一日であります様に~

 

 

 

 

 

 

 


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