タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

~イヌビワ(山無花果)の実がたくさん落ちている~

2014-07-29 | その他

今日は日陰を選んで愛犬の散歩のため、少し足を延ばして松江城の方に出掛けて見た。

県庁の北側の木橋を渡って、城郭に向かう石段を、木陰のトンネルを潜って上って行くと

ミーンミンミンミンと蝉しぐれが降り注ぎ、愛犬もこれにはちょっと尻込みの様子である。

苔むした石踏みには、足の踏み場もないほどに、たくさんの木の実が落ちている。

何の実なのだろう? と思いながら拾い上げて見ると、これは”ミニイチジク”だ。

無花果にそっくりなのだが、大きさは親指大程もあろうか、赤紫色によく熟していてとて

も美味しそうだ。

これはこの時期、里山や公園などでよく見掛ける、『イヌビワ』の実だが、名前通りにビ

ワのように黄色くはならない。

別名を山無花果(ヤマイチジク)と言って、あまり美味しいとは言えないのだが食べられ

なくはない。

ヒョドリやツグミ達は、実の熟れる時期をよく知っていて、熟す前から先を争って食べに

やって来る。

このヤマイチジク、子供の頃から山でよく見掛けていたのだが、誰となく「毒があるのか

もしれないから・・・」と、口にする者はいなかった。

随分後年になって、植物図鑑で調べ、この長年の疑問に終止符を打った形だった。

近頃は、日本の優れた改良技術によって、リンゴもミカンもメロンもイチジクも、あらゆ

物が、とてもジューシーで糖度も高く美味しくなってきているが、その原種は、この

山無花果の様に、姿形は”似て異なるもの”が多いのではないだろうか。

     ~貴方にとって、今日が良い一日であります様に~


最新の画像もっと見る

コメントを投稿