タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

~映画「ホタル」のロケ地より桜島を望む~

2012-11-08 | 風景

                                                  (H16年、鹿児島旅行をした際の、スナップ写真を基に描きました)

     ~映画「ホタル」のロケ地、鹿児島県垂水市・海潟漁港から桜島を臨む~

レンタルビデオ店で映画「ホタル」を借りてきて、久し振りに観賞しました。

特攻隊員物は、手記・映画・テレビドラマ・小説など、これまでに幾度となく見て来ましたが、

映画「ホタル」は、好きな俳優・高倉健の主演と言うこともあって、見る度に新たな感動を

えます。

~戦争、そして昭和という激動の時代を生き抜いた、元特攻隊員(高倉健)とその妻(田中

裕子)の生き様を軸にしつつ、時代と運命に翻弄され戦争をくぐり抜けた人々の、心に深く

刻まれた消える事のない傷痕、特攻隊員達の勇気と苦悩、これを見送った女たちの心の

み、戦争の悲惨さ、空しさが次第に浮き彫りにされて行きます。~

 『 鹿児島県の小さな町で、養殖業を生業としている山岡(高倉)は、病弱の妻知子(田中)と二

人で静かに暮らしている。

激動の昭和が終わり、平成の世を迎えたある日、山岡のかつての戦友・藤(井川)雪山で

自ら命を絶ったとの知らせを受ける。

特攻隊員の生き残りある山岡の脳裏に、特攻隊員として戦友と共に過ごした日々の、悲しい

思い出が甦ってくる。

志半ばで南の島に命を散らして行った戦友達、生き残った元特攻隊員が引きずってきた苦悩

、戦争が引き裂いた恋、日本帝国主義が引き起こした日韓問題等・・・やがて妻の余命の短い

ことを知った山岡は、様々な思いを胸に、妻の婚約者であった戦友の郷・韓国の遺族のもと

を訪ねる決意をする・・・・・そして・・・・・やがて歳月は流れて、太平洋を望む知覧の海辺、亡き

妻と共に戦後を生き抜き、役目を終えた愛船「とも丸」が、炎に包まれて行くのを、静かに見詰

める山岡の姿があった・・・』

高倉健・田中裕子・奈良岡朋子・井川比佐志・小林捻侍・中井貴一等、豪華キャストが共し、

中でも・・・

若くして散って行った特攻隊員の魂が、ホタルに姿を変えて帰って来るシーン、知覧の母、(奈良

岡)が「何処に子供が死地に赴くのを喜んで見送る母親が居るものか・・・」回想し慟哭するシー

ン、高倉健、田中裕子が韓国の遺族を訪ねて遺言を伝えるシーン等は涙を誘いました。 

この映画は、特攻隊員山岡のモデルとなった人が居て(今は故人)、実話に基づいて製作され、

戦時、知覧飛行場から飛び立ち散って行った兵士は、1300余名を数えるそうです。 ~合唱~

この国に、今を生きる人であるなら、深く心に残る映画になるに違いありません。

とりわけ、戦争を知らない若者には、是非見ておいてもらいたい映画の一つです。

        ~今日も充実した、良い一日であります様に~

 

 

 


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