タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

♪赤い花なら~曼珠沙華~ 阿蘭陀屋敷に雨が~降る~♪

2012-08-31 | 植物

 

曼珠沙華(マンジュシャゲ・彼岸花)が、田んぼの畦道や道端に咲き始めました。

稲穂が稔りを迎えるこの時季満開になり、黄金色の稲穂とマュシャゲの炎の様な

赤い色が青空によく映えています。

中国原産のこの帰化花、図鑑によれば、大昔一株?持ち込まれた球根が、日本全国

津々浦々まで人の手によって、今のように広がった花と云うことになる様です。

道理で人里近くでよく見掛ける花、「人ある(在った)ところに、曼珠沙華あり」、先人の

跡を記してきた花とも言える様です。

「美しいものには毒がある」類花の一つで、「曼珠沙華」の名は仏典に由来し、この花に

は他にも、様々な暗い俗名もある一方「天上の花」と云う意味も併せ持っています。

私達?団塊前後の年代には、この花を見る時赤い花なら~曼珠沙華~の歌を口ずさん

しまいます。

この歌の「ジャガタラお春」は、実在した女性で徳川幕府の鎖国政策の犠牲となって、永久国

外追放となった、混血(美人?)の女性として知られています。

ジャガタラ(昔のジャカルタ)に追放された中の一人で、歌謡曲「長崎物語」では故国日

本を恋い慕う、哀しい女性のイメージで唄われていますが、なかなか活動的だたよう

ですが、きっと悲しみを笑顔に隠し、強く生き抜いた女性だったのでしょう。

  長崎物語 (梅木三郎作詞:佐々木俊一作曲:三沢あけみ唄)~1939年

♪ 赤い花なら曼珠沙華 阿蘭陀屋敷に雨が降る

  濡れて泣いてる じゃがたらお春

  未練な出船の あゝ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る~

♪ うつす月影彩玻璃(いろガラス) 父は異国の人ゆえに

  金の十字架 心に抱けど 

  乙女盛りを あゝ曇りがち ララ曇りがち~

♪ 坂の長崎石畳 南京煙火(はなび)に日が暮れて

  そぞろ恋しい 出島の沖に 

  母の精霊が あゝ流れ行く ララ流れ行く~

♪ 平戸離れて幾百里 つづる文さえつくものを

  なぜに帰らぬ じゃがたらお春 

  サンタクルスの あゝ鐘が鳴る ララ鐘が鳴る~

 ~貴方にとって、今日が充実した一日であります様に~


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