タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

陽を惜しむ、野菊の花に、香り立つ。

2011-11-15 | 風景

 散歩道の脇に、白や紫色の野菊が咲き乱れています。

 野菊と云えば、人里離れた場所にひっそりと、清く美しく忍んで咲く花のイメージですが、ここの花は堂々と、道沿いに一面に咲き誇っています。

 帰宅後、若い頃読んだ伊藤左千夫の短編「野菊の墓」が、書棚に有ることを思い出し再読して見ました。

 

現代との時代背景の大きな違いから、今の若い人たちにこの作品が共感されるのかと思うのですが、聞けば以外に、良く読まれている様です。

 

「慎ましく哀しきものは美しい」と感じる、日本人の感性に訴える作品が若者に愛読されることに、むしろ私はホッとする思いです。

  

 

それはともかく、野菊の花は、これからもしばらくの間、寂しくなる野山を、美しく飾ってくれます。                                

 

 


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