道端の既に落葉した梅の木に、橙色の実が沢山付いており、「何んの実だろう」と、近づいて見ると枝に絡みついた枯れた蔓から沢山のカラスウリの実がぶら下がっていました。
このカラスウリは、真夏の夜、クモが糸を吐いたような、レース状の不思議な白い花を広げて咲かせ、受粉の為に蛾を誘い、朝方にはすっかり萎んで姿を消すので、なかなか花を見ることが出来ません。
秋には鮮やかな朱色の実を付け、木立がすっかり葉を落としてしまい、雪を被る頃になっても色を失わず、一段と人目を引きます。
自宅の庭にも数年前に、山から種を持ち帰り植えていますが、カラスウリは雌雄異株で、夫婦株でなければ実を結びません。
まだ実が着かないのは、雄株ばかりではないかと心配しています。
カラスウリは、赤ちゃんのあせも止めの天花粉になったり、種は「打ち出の小筒」そっくりなので、縁起物として財布に忍ばせる人も居るようですが、私は、枯れた蔓に下がるカラスウリを玄関のインテ
リアに飾ったりしています。
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