昨日、今日と二日間に渡って、とても良い天気で、今見ると室内で22℃もあると言うまるで初夏の様。 散歩をしていても、雲一つなく真っ青な空が、どこまでも高く広がって気持ちの良い一日です。 ここは毛利尼子の古戦場の跡、石積みの向こうにブナの木が一本、空に向かって伸びています。 陽の光をいっぱいに受けて、黄金色にキラキラと輝いている。
空の青さを見つめていると <谷川俊太郎詩集より>
空の青さを見つめていると
私に帰るところがあるような気がする
だが雲を通ってきた明るさは
もはや空へは帰ってゆかない
陽は絶えず豪華に捨てている
夜になっても私たちは拾うのに忙しい
人はすべていやしい生まれなので
樹のように豊かに休むことがない
窓があふれたものを切りとっている
私は宇宙以外の部屋を欲しない
そのため私は人と不和になる
在ることは空間や時間を傷つけることだ
そして痛みがむしろ私を責める
私が去ると私の健康が戻ってくるだろう
思い出のソレンツァラ:エンリコ・マシアス