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秋雨前線活発、九州北部 今夜から大雨に警戒を!

2020-09-17 18:37:00 | 災害

気象庁は昨日(16日)、台風10号(1日発生~8日温帯低気圧)の検証結果を発表した。それによると、当初の予報より勢力が弱まったのは、東シナ海から乾燥空気が流入したため発達が抑え込まれた(水蒸気量が少なくなった)、早い速度で九州西海上を北上したため強い雨の時間が続かなかったことなど挙げている。また、高潮については、潮位偏差のピークが満潮と重ならなかったことで被害が少なかったとしている。多くの専門家が指摘していた、台風9号による海面水温の低下に伴う影響については限定的だったとしている。

何はともあれ、被害が少なくてよかった。気象庁が最大級の警戒を呼びかけたことで、多くの人がいつもと違うことを認識し、スイッチが入ったのは事実だろう。防災システム研究所の山村武彦所長は、「結果として被害は少なかったが、全国で約48万戸の大停電が起きた。全く空振りというわけではない」として、気象庁が最大級の警戒を呼びかけたことを、正しい判断だったと評価している。その上で、今回被害が少なかったことから、次に避難を呼びかけられた人が、避難をしないで逃げ遅れることが心配だと警鐘を鳴らしている。

そう、油断は禁物。台風10号は去ったが、今秋雨前線の活動が活発になっている。今夜には、本州付近に停滞する秋雨前線に向かって、大雨のもとになる暖かく湿った空気が流れ込む。このため、広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、雨雲や雷雲が発達するという。18日昼までの24時間予想雨量は、筑後地方で200ミリ、福岡地方で150ミリ、北九州地方と筑豊地方で120ミリとなっている。今一度、大雨に警戒を。

 

 

今夜から明日にかけて、大雨に警戒を! (tenki.jpより)

 

 

 

 

17日午後9時の天気図 秋雨前線が九州北部まで北上 (気象庁天気図より)

 

 

 

 

こちらは15日午前11時ごろの空(那珂川市内にて撮影)

いわし雲(もしかして、うろこ雲かな?) 昔からうろこ雲やいわし雲が出たら3日のうちに雨というのは本当だった、、

 

 

 

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《参考資料》

気象庁HP。令和2年台風第10号における予報の検証(速報)(2020.9.16)

 

 



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