先週末、くじゅうへ。紅葉はすでに山頂から山腹、山麓へと降下中で、牧ノ戸あたりが旬を迎えていた。今週は九酔渓などが見頃のよう。今年は相次ぐ台風の影響もあってか、葉は幾分少なめで、いつもより落葉が早いように感じた。とはいえ、くじゅうの紅葉は美しい。
今回は、スタートがかなり遅かったので、お手軽に東尾根コースで大船山をピストンするつもりだった。ところが、何を考えていたのか、登山口を間違え、上峠へ向かっていた。時間もないため、引き返すことはせず(探索がてら)、黒岳を巻いて東尾根へ向かうことにした。ただこのルート、利用する登山者があまりいないのか、登山道はかなり荒れていた。また台風によるものなのか、倒木も数多く見られた。上峠から先、雨堤(白水鉱泉)への道は、ほぼ通行不能(かなり危険)な状態だった。
というわけで、上峠から黒岳中腹へと向かう。登山道はほとんど消えた状態で、(所々崩れている)トラロープを頼りに進む。しばらく登って黒岳に取り付く。そこから標高1200mあたりを巻いて、風穴手前の谷間に出る。途中、道に迷った登山者(男性)に遭遇した。聞くと、今水方面へ下山するつもりだったらしく、わかるところまで同行した。(今回はこういう運命だったのかもしれない)
そうこうして、ようやく前セリに到着。そこから急いで東尾根を登る。が、時すでに遅し、日は傾き始めている。大船山(御池)まであと少しのところまで登ったものの、夜の装備も持ち合わせていなかったので、山のルール(相方)に従い、やむなく下山。ふと振り向くと、黒岳の紅葉が目に飛び込んできた。やっぱり、今年は少なめ。来年はどうなるのかと思いつつ、消化不良のまま、山を後にした。
撮影日:2018.10.27
上峠付近の紅葉
上峠へ 登山道は荒れ果て
黄葉
葉脈
絵になる
背後に前岳
上峠
上峠から遠く由布市を望む
黒岳へ
トラロープを頼りに
ようやく前セリ
リンドウも萎む
黒岳(高塚山と天狗岩)
日も傾く
映える
輝く
根こそぎ
そろそろ終焉
また来年、、
《おまけ》
牧ノ戸は今が旬 (午後5時ごろ、気温は6℃)