昨年9月、市民団体「福岡・住環境を守る会」が発表した、全国政令市議会における『見える議会ランキング20』で、福岡市議会は見事に最下位。「見えない議会」のトップに輝いた。その後、同会は、請願「市民に開かれた見える議会にする」(全11項目)を提出、8ヵ月経った今月2日、ようやくその審議が、議会運営委員会で行われた。委員会を傍聴したが、請願の採択時、傍聴人は外へ追い出されるため、どの議員が賛成・反対したのか、わからない。相変わらず「見えない議会」は健在だった。
それでも、この8ヵ月間で、委員会の傍聴席は10席から15席に増え(請願は20席)、決算・予算委員会の放映は9月議会から行われ、委員会の時に配布される資料の持ち帰りも承認されるなど、少しずつではあるが、扉は開きつつある。しかし、未だに委員会の採択時、請願者を含め、全ての市民を外へ追い出すという愚行が続けられている。これ程、市民を蔑にしている議会も全国にない。
そこで、同会は、手分けして各会派と面談。(私は維新の会と面談)交渉の結果、自民党以外、全ての会派が「委員会の採決は傍聴者の前で行うこと」に賛成へと変わった。ようやく希望の光が見えてきた。それにしても、自民党は全ての請願に反対。一体、何の為に議員をやっているのだろうか。
今回の面談結果を受け、福岡・住環境を守る会は、請願を一つに絞り、改めて「採決を傍聴者の前で行うこと」を、9月議会に提出することを決めた。本議会で採択されることを目指し、署名活動も始まった。市民のための「見える議会」を実現するために。
※署名に賛同して頂ける皆さまへ
署名期限は9月23日(月)必着。「福岡・住環境を守る会」までご郵送下さいませ。
よろしくお願い致します。(9.18更新)