「感染者ゼロが19日間続いている」と言った途端、(何となく予感はしていたが)感染者が確認された。福岡市では再陽性者を除くと、先月15日以降、新たな感染者は確認されていなかったが、昨日(3日)、20日ぶりに1人(50代男性)の感染が確認された。市のデータをみると、濃厚接触者ではなく新規。市は、男性の妻を濃厚接触者として、本日(4日)検査するとともに、行動歴を調べるという。(4日の検査結果、感染者はなかった)
ところで、昨日(3日)の福岡市PCR検査数を見ると、167件(うち民間検査142件)で、4月28日以降で最多となっていた。一昨日、市に問い合わせた際、検査を拡充しているという話だったが、数字に表れているようだ。中でも、目を引くのが民間検査数。5月頃までは数十件程度だったが、その3~4倍程になっている。これは、ドライブスルー方式のPCR検査センターが増えたからではないだろうか。というのも、ドライブスルー方式のPCR検査センターは、医師会が運営しているため、かかりつけ医が検査が必要だと判断すれば、これまでのように(検査拒否が多かった)保健所を通さずに、予約をすれば検査を受けることができるからである。ドライブスルー方式での検査数が多くなってきたため、民間検査機関が活躍しているのだろう。
ドライブスルー式のPCR検査センターは、少しずつだが増えている。5月2日、最初に1ヵ所開設されたが、今月1日、第2波に備えて、新たに2カ所開設された。さらに、来週には1カ所増え、4カ所になる(場所はすべて非公表)。今日の報道を見る限り、ワクチン接種ができるようになるまで少なくとも1年はかかる。(安倍政権のことだからあてにはならないが)それまで山中教授の提言、「感染者を発症前に特定する、感染者を早期に発見して隔離する」を徹底していく必要があるのだろう。まだまだ先は長い。
陽性者を除くと20日ぶり
3日の検査数167件、4月28日以降で最多
6月3日のPCR検査167件、そのうち142件が民間検査 ※民間検査の表示は5月あたりからはじまった
山中教授の提言、早期に検査を (写真:5月22日のNHKおはよう日本より)
《関連記事》
・福岡市で20日ぶり感染者を確認(西日本新聞 2020.6.4)
・コロナワクチン、2021年前半の接種開始目標…厚労省(読売新聞 202.6.4)
・第2波に備え、福岡市がPCRセンター新たに3カ所(九州朝日放送 2020.6.1)
《参考資料》