20日、鹿児島県で新型コロナ感染者数が過去最多となった。前日19日には佐賀県で過去最多となり、先週14日には宮崎県で過去最多を記録するなど、このところ地方で感染者が増えている。いずれも若い世代が多く、ワクチン接種が進んでいないことが要因とされている。一方、福岡県はというと、感染者数こそ3桁が続いているが、僅かながら減少している。全国的に見ても東京や大阪など大都市で減少傾向となっている。なぜなのか。と思っていたら、今朝の「NHKおはよう日本」で、その答えを見かけた。
今朝のNHKおはよう日本「コロナ身近なギモン」は「なぜ感染状況の地域差が出ているのか?」という質問だった。それに東京医科大学濱田篤郎特任教授が答えていた。濱田教授によると、東京や大阪などの大都市圏ではすでに感染した人が多く、自然に免疫がついており、感染の拡大が抑えられているという。一方で、これまで比較的感染者が少なかったところでは(免疫が少ないため)、感染が広がっている可能性があるという。
確かに、福岡県内でもそうした傾向が見られる。直近1週間の10万人あたりの感染状況を見ると、福岡市より八女市やみやま市など地方のほうが多い。そうなると、今感染者が増えているところでも免疫が得られれば、減少傾向に転じることになる。ただ、大型連休があるのでどうなるかわからない。もしかすると、連休明け、第7波へ突入してしまうかもしれない。
20日夜のNHKニュース7より ※前週比1.0以上は増加傾向、1.0以下は減少傾向
全国平均0.91倍でぎりぎり、大型連休でどうなるか、、
20日朝のNHKおはよう日本「なぜ感染状況の地域差が出ているのか?」(見逃し配信:4/27(水) 午前7:45まで)
なぜ?
新規感染者数前週比/減少傾向の県
埼玉県や千葉県などこれまで感染者が多かったところが減少している
山口県も減少傾向に入っているが、昨日は増えているので微妙なところ
新規感染者数前週比/増加傾向の県
これまで感染が抑えられていたところが増えている 最高値は鳥取県
その理由は、、
こちらは福岡県内の感染状況マップ~人口10万人あたりの感染者数(福岡県内での発生状況より)
直近1週間は筑後地方(南部)で感染者が増えている
《参考資料》