Jちゃんは、中学3年からの友人。
社会人になってからは、結婚して地方に住んでいたりしたので、あまりしょっちゅう会うことはなかった。
でも上京したときは、H夫妻やYなど共通の友人達と時々会っていた。
彼女のご主人は外科医だ。
そんなこともあって、妻の病気のことを時々メールで相談したりもしていた。
5年前、妻が最初に乳がんと判明した時、Jちゃんに相談メールしたが、その後はほとんど相談も経過報告もしていなかった。
随分気にしてくれていたようで、申し訳なかったと思うと同時に、もっといろいろ妻のことを相談すればよかったと後悔もしている。
「妻の乳がん闘病記」のほうでも紹介したが、4月に妻が再入院してからは、Jちゃんとご主人に随分アドバイスを貰って助けてもらった。
結果的には手遅れだったにしても、発病の頃から連絡を密に取っておけば、少しは状況が変わったかもしれない。
そんなことでJちゃんは本当に妻のこと、そして僕の家族のことを気に掛けてくれている。
葬儀にはわざわざ十和田から駆けつけてくれた。
今回は、今取り組んでいる自身の資格取得の研修会で上京するというので、食事をすることにした。
場所は、目黒の「風音」。日本酒好きのJちゃんをぜひ連れて行きたかった店だ。
相変わらず肴も美味しいし(ちょっと量が少なく、父さんは物足りなし)、マスターのお勧めの日本酒は、こちらの好みに的確に応えてくれる。
結局、話はほとんど妻のこと、お互いの家族のこと、親のこと・・・。
自分も3人の子供を育て、人にも言えないような苦労や辛さも経験しているようだ。
二人で、呑んで話して涙を浮かべて・・・、あっという間に時間が過ぎた。
Jちゃんからは「あまり自分を責めたり、頑張りすぎたりしないほうがいいよ。奥さんも子供たちも、ちゃんとあなたに感謝しているから」とアドバイスを貰った。
うん、そうだね。妻や子供たちに対する「ああすればよかった、こうすればよかった」は、数え切れないほどある。
でも妻に対しては、最後は尽くすことが出来たかな。
子供に対しても、今は妻のお陰で本当に良い関係になっている。
妻との関係はこれ以上どうしようもないけれど、子供とはまだまだこれからの関係だ。
Jちゃん、ありがとう、随分楽になったよ!
これからも宜しくね!
*画像は、Jちゃんのお土産。青森産の各種干物に「清酒菊駒」。Jちゃんの心遣いに多謝!