呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

訳アリで山暮らしから都会に戻ったオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

Jちゃんとのひと時

2007-07-29 | 食べ物・お酒の話

Jちゃんは、中学3年からの友人。
社会人になってからは、結婚して地方に住んでいたりしたので、あまりしょっちゅう会うことはなかった。
でも上京したときは、H夫妻やYなど共通の友人達と時々会っていた。
彼女のご主人は外科医だ。
そんなこともあって、妻の病気のことを時々メールで相談したりもしていた。
5年前、妻が最初に乳がんと判明した時、Jちゃんに相談メールしたが、その後はほとんど相談も経過報告もしていなかった。
随分気にしてくれていたようで、申し訳なかったと思うと同時に、もっといろいろ妻のことを相談すればよかったと後悔もしている。
「妻の乳がん闘病記」のほうでも紹介したが、4月に妻が再入院してからは、Jちゃんとご主人に随分アドバイスを貰って助けてもらった。
結果的には手遅れだったにしても、発病の頃から連絡を密に取っておけば、少しは状況が変わったかもしれない。

そんなことでJちゃんは本当に妻のこと、そして僕の家族のことを気に掛けてくれている。
葬儀にはわざわざ十和田から駆けつけてくれた。
今回は、今取り組んでいる自身の資格取得の研修会で上京するというので、食事をすることにした。
場所は、目黒の「風音」。日本酒好きのJちゃんをぜひ連れて行きたかった店だ。
相変わらず肴も美味しいし(ちょっと量が少なく、父さんは物足りなし)、マスターのお勧めの日本酒は、こちらの好みに的確に応えてくれる。
結局、話はほとんど妻のこと、お互いの家族のこと、親のこと・・・。
自分も3人の子供を育て、人にも言えないような苦労や辛さも経験しているようだ。
二人で、呑んで話して涙を浮かべて・・・、あっという間に時間が過ぎた。
Jちゃんからは「あまり自分を責めたり、頑張りすぎたりしないほうがいいよ。奥さんも子供たちも、ちゃんとあなたに感謝しているから」とアドバイスを貰った。
うん、そうだね。妻や子供たちに対する「ああすればよかった、こうすればよかった」は、数え切れないほどある。
でも妻に対しては、最後は尽くすことが出来たかな。
子供に対しても、今は妻のお陰で本当に良い関係になっている。
妻との関係はこれ以上どうしようもないけれど、子供とはまだまだこれからの関係だ。
Jちゃん、ありがとう、随分楽になったよ!
これからも宜しくね!

*画像は、Jちゃんのお土産。青森産の各種干物に「清酒菊駒」。Jちゃんの心遣いに多謝!
コメント (2)
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「ピアノの森」映画化!

2007-07-29 | コンサート・LIVE・演劇などの話

「ピアノの森」がアニメ映画化され、先日公開された。
キャスティングは、一ノ瀬海が上戸彩、修平が神木隆之介、怜子が池脇千鶴、阿字野が宮迫。
そして、ピアノ演奏がアシュケナージ!?
う~ん、予告編を見る限り、絵は原作に忠実なようだし森もきれいに描かれている。
キャストもなかなか揃っている・・・。
でも70歳のアシュケナージが、森の精とピアノの神様が降臨した10歳の少年のピアノを弾くの??
どうなんでしょう・・・。
海がどんな演奏をするのか、想像力を逞しくして漫画を読んだほうが、楽しめそうだなぁ。
でも、原作もなかなか話しが進まないしな。
ショパンコンクールの海の出番は、一体いつになることやら。
取り敢えず映画館に行くのはやめておこうか・・・。

PS)
でも「夫婦割」で、@1,000円で観られるのなら、観てもいいかな。
そういう映画結構あるよね。1,800円は出す気がしないけど、1,000円ならっていうヤツ。
妻がいないのにどうするんだって?
映画館の人には悪いけど、夫婦の振りして入場するって、ダメ?

PS2)
池脇千鶴というと「ジョゼと・・・」での、妻夫木君との鮮烈なラブシーンを思い出す。
なんとも可愛いオッパイだった・・・。
今回のレセプションのチャイナドレスもなかなか良い。
不謹慎な!? お母さん、ゴメン!!
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お母さんへの手紙 その7~梅雨明けて月命日

2007-07-29 | 家族のこと

お母さんへ
しばらく間が空いてしまいました。
正式な宣言は出ていないけど、ようやく梅雨が明けたようです。
このところ毎日が暑く、子供たちもヒイヒイ言っています。
さっきエアコンをつけました。

今日は月命日だね。
2カ月か…。「もう」というべきか「まだ」というべきか、よく分かりません。
お母さんを家族で見送ったのは随分前のことのような気もするし
入院していた病院に毎日通ったのはついこの前のような気もする。
この2カ月間にいろいろなことやってきたよ。
お母さんが亡くなってすぐ翌日には葬儀場と打ち合わせして、バタバタと通夜と告別式を済ませた。
その後は、役所回りや銀行、保険の手続きなどであっという間に10日の忌引休暇が終わったな。
そして仏壇や位牌選び、四十九日法要、墓地と墓石の決定…、やることはいくらでもあったよ。
人間が一人亡くなるということは、こんなに大変なことかと思った。
それでもまだ2カ月しか経っていないんだ。
2カ月前はお母さんは病院のベッドにいて、僕らと話したしご飯も食べたし
歯もちゃんと磨いたし、父さんが帰るときには手も握り返してきたよね。
そんなお母さんがもういないということは、まだまだ実感できないところがあります。

このところ保険の解約とか健康保険証からお母さんの名前を抜いたりとか、いろいろ手続きもやっています。
この前は会社の端末で身上異動の電子申請をやりました。
さすがにお母さんの名前の横に「病気死亡」、日付を「5月27日」と入れるのは辛かったなぁ。
ちょっと涙が出たよ。本当にお母さんはいなくなったんだ、って実感させられた。
それでも不思議なもので、やっぱり少しずつお母さんのことを思い出す時間や回数が減ってくる。
人間なんて因果なもんだね。
でも大丈夫だよ、忘れないって。
父さんもYuもWaもちゃんと毎日お母さんにお線香をあげて、話し掛けているでしょう?
ただ前みたいに仕事をしていても電車の中でも買い物していてもお母さんを思い出す、というのは少なくなったかな。
仕方ないよね。それだけお母さんと一体化してきたということかもしれない。

四十九日も過ぎました。
仏教では、四十九日が過ぎると死者の魂は冥土に行くって言われるけど、どうなんでしょう。
お骨もまだ家にあるし家族のことも気になるだろうから、お母さんはまだこの辺に居るのかな。
新座のおばあちゃんは、まだお母さんがそばに居るって言うんだよ。
父さんは、残念ながら鈍感で霊感もないので良く分かりません。
そばに居るのなら、サインでもいいから知らせて欲しいです。
いつもそばに居ると信じるだけでは、心もとなくて寂しいです。

またまた長くなりました。では、また手紙を書きますね!

ippoより
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