♪映画「ALWAYS 三丁目の夕日‘64」




久しぶりに映画を観に行った。一人で?まさか、ちゃんと同伴者ぐらいいますよ…。
ハハッ、お袋です。「三丁目~」ならお袋でも内容を分かって面白く観られるかなと思い、連れて行った。
映画の内容は…、まぁみなさん、第3作目だしTVCMも随分やっているし、ほとんど想像がつくでしょう。
そう、昭和30年代最後の、日本がまさに高度成長の真っただ中で、それでも庶民の暮らしは質素で、人情味溢れていた良き時代。
登場人物はみんなよい人ばっかり。名優たちがそれぞれの人物を好演している。
単細胞で熱血漢の鈴木オート社長則文(堤真一)、しっかり者の妻トモエ(薬師丸ひろこ)、売れない小説家で優柔不断な茶川竜之介(吉岡秀隆)、その妻で元ストリッパーのヒロミ(小雪)、鈴木オートの従業員で働き者の六子(堀北真希)、小説家になる夢が諦められない優等生淳之介(須賀健太)…。みぃ~んな良い人だ。
竜之介が「チチシス」の電報を受け取って、葬儀のために久しぶりに故郷に帰り、小説家を志すことで勘当された父親との確執の真相を知るところは、さすがにウルッと来てしまった。
う~ん、年齢のせいもあるけれど、親子モノには弱い。もっとも「三丁目~」そのものが、親子愛や家族愛が中心の話だ。そういう話にはみんな弱いよね。周りでも鼻をグスグスやる音が聞こえていた。
1964年、僕は8歳で横浜に住んでいた。そう、東京オリンピックも新幹線も首都高速も、一応実体験しているんだよね。そういう意味でも、この「三丁目」の世界はとても懐かしい。
街の横丁の温もり、スバル360、ダイハツミゼット、トヨタパブリカ、一番最初の0系新幹線、ベンチャーズ、加山雄三、エレキ、コーラの自動販売機、IVファッション、ひょっこりひょうたん島…。
なんか、間違いなく今より幸せな時代だったなぁ~。ほんのりと胸の暖まる映画でありました。

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肝心の母親は?なんか、結構居眠りをしていたような…。やっぱりもうそういうところに連れてくのは無理なのかなぁ。でも親孝行にはなったよね。
明日は、秋田の乳頭温泉に連れて行きます。今年度の休暇が残っているので…。
親孝行でしょう!?