♪谷地温泉を出発したときには、曇っていたが雨は降っていなかった。なのでコペンをオープンにして気持ちよく走り始める。
出発直前になって、谷地温泉って十和田湖のすぐそばじゃないかと気が付いた。じゃあ、まだ行ったことのない奥入瀬渓流を歩くてみようかと思い、十和田湖の子ノ口に向かった。ここから奥入瀬の渓流は始まる。
途中、奥入瀬渓流の脇を走ったが、道路っ端をぞろぞろ人が歩いている。奥入瀬渓流巡りって、てっきり車など通らない山の中の散策だと思っていた。電動自転車で巡る人もいるし、なんか印象が違ってちょっと興醒め。
しかし子ノ口につく頃には雨が強くなり、風も出てきた。んー、この天気じゃなぁー、足元もぬかるんでいるようだし、合羽なども持ってきていないし…散々迷ったが、奥入瀬渓流Walkingはもう少し涼しくなった頃に、酸ヶ湯や蔦温泉に泊まりながらにしよう。来年になれば、毎日サンデージイさんになるし(^^)v
下記画像は十和田湖の北側の御鼻部山展望台からの眺め。向こう側の細い半島の付け根に乙女の像がある。
♪ということで、黒石市経由で早めに弘前に向かうことにした。
どこかで昼飯を食べようと走っていると、黒石市街の手前に道の駅を見つけた。ここならなんか食べられるだろうと立寄ったら、「黒石名物・つゆ焼きそば」の旗竿が目に入った。おー、そういえばケンミンショーで見たことがあるぞ。これは食べてみないと!
スーパーのイートインコーナーみたいなところでつゆ焼きそばを頼んでから、「あー失敗した」と思った。何も道の駅の立ち食いそばコーナーで食べなくたって、黒石市内にいくらでも名物を食べさせる店があるだろうに…
ところが、道の駅のつゆ焼きそば、思いの外旨かった。太平麺の焼きそばにだし汁がかかっていて、天かすが載っている。これ旨いよ!びっくり!!仙台の麻婆焼きそばなんかより断然旨い❗️
でも、でもです、やっぱりちゃんとした店で(道の駅、ごめんなさい!)食べてみたい。道の駅のつゆ焼きそばの量が少なめで食べた気がしなかったので(苦笑)、せっかくだからハシゴすることにした。スマホで探して、黒石市内の和食の名店「蔵よし」で改めてつゆ焼きそばを食す。
おー、なるほど、さすが和食専門の名店、とても上品な味で、天かすの代わりに海老と舞茸の天ぷらが載っている。仲居さんが説明してくれたように、おつゆを麺と混ぜる前に飲んでみると鰹だしの上品な味がする。
でも道の駅のジャンクフード的つゆ焼きそばが本来の味じゃないだろうか。そもそも焼きそばに和風のだし汁かけるなんて邪道なわけだし、多少粗忽な方が新しい名物っぽいでしょう。道の駅は650円、蔵よしさんは880円。道の駅の方が正当名物だと思う。
♪黒石市は、昔から蝦夷地、松前に通ずる街道の途中にあり、経済的にも栄えた土地柄らしい。なので古い街並みや商家が今でも残っている。小江戸・川越にも似たなかなか風情のある街並みだ。本来なら今日8月15日から、日本三大流し踊りの「黒石よされ」が開催されるはずだったが、コロナ禍で中止となったとのこと。残念!
♪さてここまで来れば、弘前は目の前。ホテルにチェックインする前に弘前城址そばの「津軽藩ねぷた村」に寄った。
弘前は「ねぷた」、青森は「ねぶた」、しかし発祥は弘前らしい。これらの祭りもコロナで中止、今年は何もかにもがコロナでずたずたになってしまった。来年はぜひ見に来たいなぁ。
ねぷたまつりの最中は街のいたるところに「金魚ねぷた(提灯)」が飾られている。金魚は幸せの象徴とのことだ。下のような「干支ねぷた」もある。なかなか可愛いね。(我が干支の申ねぷた!)
ねぷた村に体験コーナーがあって、お囃子に合わせて太鼓を叩かせてくれる。やってみますか?と言われたので叩いてみたら「上手ですね!」だって。一応ドラムも多少はやりますので…笑
♪夜は、仙台で一緒に合唱やっていて、今は転勤で弘前にいるFくんと一献。青森の郷土料理と地酒を堪能した。Fくん、合唱団のことが気になっている様子。また仙台に戻ってくるのをみんなで待ってるよん!!