久しぶりの、携帯(PHS)からの更新です。
今日は4時にアラームをセットし、パタパタ準備して
朝風呂に浸かってから、福島へ向かっています。
県立の美術館で、午前は風呂敷に墨で描き、
午後はそのふろしきで結び方を学ぶという一日講座。
墨にはもともとニカワ(ゼラチン)が入っていて
若干水につよいですが、ここに生大豆の絞り汁(呉汁)を加えて
より定着させます。
この世の見た目には色とかたちがあるとするなら、
墨だと表面的にはカラフルではない無彩色なので、
かたちを表すほうが向いています。
なので、今回はあえて、シルエットのみを描くことにします。
影のようなもので、鳥ならトリ、魚ならウオの形を塗りつぶします。
まつ毛の長い人は、正面からの輪郭では分かりませんが
横顔なら描けるように、
まずはその特徴を最もよく表す形を探してみます。
基本的に布に墨では描き直しができないので、
先に下描きのように構想を練っておくとよいですが、
紙と布では情感は変わるので、本番は下描き丸写しではなく
生の手のものした想定外の容(かたち)も生かして、
いきいきと進めていくとよいでしょう。
キャンバスとする風呂敷は自分で縫いました。
53×55cmの、若干大きめな小風呂敷。
墨がにじみすぎない質の生地を選ぶことに氣をつかいました。
と、武蔵浦和から新幹線駅の大宮へ向かう予定が、間違えて
逆方面に乗ってしまい、ひと駅とはいえ本数が少なくて
このままじゃ新幹線に間に合わない。
それで、タクシーで高速も使って5000円かけて大宮駅に到着しましたが、
結局予定の新幹線は過ぎ去った後。
次の30分後の線でも講座には大丈夫ですが、タクシー代が杜甫ほほ。
このエラーを無駄にせず生かせるように、心に吹く風を入れ換えたり、
必然的な出逢いを期待してみよう。
そして、5000円の出費は精神的にびくともしないくらいに
ならないとなぁ。
ともあれ、きもち急いでくれたタクシーで事故もなく、
うっかり乗り違いもこの程度で済んだことを感謝すべきですわ。
そして、こういうのは何かのサインであるから、
今日はちょっと氣もちを引き締めてみよう。
昨日、高幡不動参道の和菓子屋店頭にあった
撞きたての餅を買いました。
現在妻は1才(亜依)と0才(京佳)の二人からお乳を吸われているのでして、
せっせと生産しなければなりません。
昔から鯉とかモチなんていいますが、
我が家でもなるべく質のよい卵やバターを選び、
日常それほど濃いのを食べない妻も、体が求めて美味しく感じるようです。
肉食過多の現代は、逆につまって母乳が出にくい人もいるようで、
その場合は、果物や芋や大根おろしや生姜など
あっさりしたものが向いているようです。
結局は、今何を食べたいかという体の声に従えばよい。
思考を超えた、遺伝子幾億年の経験による判断を尊重したい。
今日は、福島のみんなと逢ってきます。
そして、震災復興へのつながりを結んできたいと思います。
ちょっとしたことでも、心身に佳きことが
日々継続されたら、響きは大いに変わります。
僕がタクシーの件でちょっと落ち込んでたら、新幹線の窓から
山とお空が見えて、未確認飛行物体が浮いていたので
僕はそれを自分への応援のサインと見なし、
これからもげんきに生きていこうと感じたのでした。
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