ふろしき王子のブログ◎
出前講座開催☆
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きょうは、深川の富岡八幡宮の骨董市に
撮影で参りました。
最寄は東西線の門前仲町駅。
ふろしきにする布を探しもとめ、
帰宅して縫うというシーンを撮ります。

お天氣は快晴でいうことなし。
浅草でも骨董市が開催されていますが、室内なので
こちら神社境内のほうが絵になります。
今日はきものではありませんが、服の上から
トンビという着物用マントを羽織り
風呂敷を背負っているので、和風ではあります。

店は多く、あれこれ見回っていると背後から「横山さーん」。
振り向くと、浅草の実家の向かいに住む男性で
古物商をされている方。
布や着物がたくさん並んだ近くのテントで
白地の夏きものに目がとまる。
触れると「私をふろしきに、」と言うので買いました。

別の店先には、藍染め糸の塊がどっさり。
ふとい縫い糸である刺し子糸と思いきや、
よく見るとなんとタコ糸。
縒(よ)りが違うから縫いやすいか分からないけれど、
丈夫そうだしよく染まっていて惹かれるので
ひもに編んでみようと買いました。
 
帰宅後につくる風呂敷は藍染がよいというので
探していると、おしゃれな型染めの木綿地がありました。
着物をほどいたものでしょうが、
ほとんど着ていないのか色も生地もしっかりしている。

まだまだ見たいですが、家に帰ってさっそく
型染めの布に手をかけはじめました。
33.5cm幅の布を横につなげて、(縫いしろ計2cm)
65cm幅のふろしきになる。帽子や水着にもいけるサイズ。
布が丈夫で針が抜きづらく、話もしながら
1時間半ほどかかりましたが
とってもすてきな1枚となりました。
明日以降写真を撮って載せます。
青系は、午後は反対色(オレンジ)の光が混ざって
黒ぽく見えるので、朝撮りがきれいです。

撮影が終わってから、
藍染たこ糸のひもを編んでみました。
8本ずつを三つ編みにした24本取りのひも。
力強い感じで、ふんどしに通すひもとして
すばらしい。
明日以降、白地に絣の夏の着物をほどいて
ふろしきと巻きスカート(ミニ)を作る予定。

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1.外出のない日は、相変わらず家で
 縫い物や編み物をしている。
 つくっているのは
 ふろしき、ふんどし、巻きスカート
 藍染め三編ひもなど

2.いずれ自分ですてきな布を織りたいと
 考えているが、最近2人の織姫と出逢い
 来週もまた1人お逢いします。
 今後の展開もたのしみ。

3.そして、家で本藍染めもしてみたい。
 紹興酒のカメをもらったので、使えるかも。
 今まで本藍の布を扱っていたお店が
 3軒も閉めてしまい、新しいのが買えない。
 昔のよい布は骨董市で入手可能。
 本藍をよしとする理由の一つは、
 化学藍は色が移って
 肌や他の布、白抜きの部分も
 青くなってしまう。
 水着にしたら、腰や胸が青くなる・・・

4.春が近づくにつれ、お蔭さまで
 ワークショップや取材が増えてきますが、
 今年は手づくり風呂敷を披露したり
 ふろしき作り(ほか、縫い物)講座もひろげてみたい。
 四角い布と直線の並縫いだけで、風呂敷以外にも
 いろんなものたちが、自転車に乗るよりも
 簡単につくれます。
 服、スカート、脚絆、おんぶひも、下着等。
 目玉焼きを作るくらいの氣軽さで
 縫い物に親しんでほしいと思う。
 布や衣は生活に欠かせないもので、
 手作り品はめくるめく存在感があり
 人生にやさしい風をあたえてくれる。

5.忍者歩き、忍者走り等の動画を撮る予定。
 上下に揺れず、UFOのように水平に進む。
 無駄な動きがなく万事スムーズで、疲れにくい。

6.今月末は北海道に出張します。

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きょうは、餃子パーティーに行った。
奥さんが習っている二胡(胡弓)の先生宅で、
皮から手作りのおいしい餃子を
生徒さんたちとみなでいただきました。

雪はらはらの中、僕は虎之介を背負い
折しも到着のバスで駅まで行ってから
徒歩15分ほど。
僕はレインシューズ(防水100 ぽかぽか50)
奥さんはスノウシューズ(防水70 ぽかぽか100)

先生のおうちに入ると、
すでに多くの生徒さんたちが
餃子をかこみ盛り上がっていた。
焼き餃子と水餃子があって
手づくりの皮はむちむちです。
うちからは、奥さんのつくった
みりん粕入りの棒クッキーと
杏仁豆腐を差し入れ。

旧正月(2/3)より日も浅いので
百人一首もしました。
中学時代に暗記しましたが
現在の記憶は3分の1ほど。
その後、ふろしきミニ講座になったり
坊主めくりをしました。

二胡の海みのり先生は、明るくも真面目なお人です。
ブログ→二胡そうそう

帰りみちも雪でしたが、お腹の餃子が
ほっこりと温めてくれる。
歩いて国分寺駅に着くと、
ちょうどバスも到着していて
スムーズに帰宅できた。
赤ちゃんを背負っているときは
タイミングのよさがアップするみたい。

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坂東太郎とも呼ばれる
でっかい利根川ですが、
昔はこれが東京湾に注いでいたため
大雨時などに多量の土砂をはこんで
干潟や浅瀬、三角州を形成し
生態系のゆたかな最良の漁場となっていた。

現在の利根川は、江戸や明治時代の工事により
千葉県銚子の海に注いでいるため
東京湾岸にたまる砂の量は少ない。
部分的に干潟や浅瀬を再生して
親水公園などを作ろう、というときに
自然の堆積はのぞめないので、
山や他の浜から砂を採ってきて
大量に投入し、波に流されて減れば
追加することになる。

砂がうまく定着すれば
生態系も復元することもあり、
横浜の金沢文庫「海の公園」は
アサリが自然に発生して
毎年たくさんの潮干狩り客であふれる。
旧暦の三月三日前後は潮干狩り日和という。
今年は4/5なので、4/4(月)5(火)6(水)7(木)の
お昼頃は最適でしょう。平日ですが、
主婦の方はぜひお子様とたのしい思い出を。

江戸時代の潮干狩りファッション例
・頭は笠や手ぬぐいで日よけ
・汚れても洗いやすい木綿の着物
・袖は濡れないようにたすきがけ
・すそは背側の帯にはしょる。
・足は白足袋(底の厚い地下足袋は濡れると重い)
・採った貝は麻の袋に入れる(麻の風呂敷を結んだものでもよい)

さて、話はかわり
プランタ(スーパーでもらった発泡スチロール)
で育てている小松菜が、乾燥と冷たい直風のためか
小さいままでじっとこらえているので、
今朝、風のあまり当たらない場所に移動した。
これからの変化を観察していきます。

土に返す前の、果物の皮などを乾かしているカゴがあって
春~秋はフルーツフライ(赤く小さいショウジョウバエ)が
集まりますが、ちゃんとその間近にカマキリが卵を産みつけてある。
コカマキリ(種類)ぽいですが、春に子どもらに逢うのがたのしみ。
糸をひいた納豆のように現れます。

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ふろしきも毎日使っていれば、
素材にもよるが、裂けたり穴の開くこともある。

丈夫で長持ちさせるには、

・石けんや洗剤で洗わない。油分が抜けて劣化が早まる。
 水やぬるま湯で充分。

・硬いもの、尖ったものはタオルや手ぬぐいでくるんでから包む。

・裂けたり穴が開いたら、縫い合わせてから
 裏布を縫い付けて修繕する。

・角付近に向けてびっしりと刺し子(刺繍)をすると
 引っ張りに強くなる。

・風呂敷の中央にもう1枚布を縫い付けると強くなる。

・高価だが、本藍染めは布をつよくする。色移りしないのが特徴。
 洗ったときに水が青くなるのは本藍ではない。


きちんと修繕すると、新品のときよりも
つよくて丈夫でおしゃれになる。
当てる布を合わせるのも楽しい。
刺し子は思うままに針をすすめる。
直すのだって創造的だ。

石けんを使わないこと。
油分がなくなると紫外線の影響をうけ
しみやしわを作りやすい。

骨董市などにある古布は味があるが
劣化がすすんでいる場合もあるので、
風呂敷にするなら
引っ張ってみて丈夫な布を選ぶ。

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亀有にある良心的なきもの屋「竹松ノ屋」に行って参りました。
左側のブックマークにブログがあり、最近は更新されていませんが
お店はちゃんと営業してます。
(亀有駅北口徒歩3分。第1,3水休み。tel:03-5697-0541)

娘さんも手伝っていますが、彼女は発声練習や
朗読をしているそうで、うつくしい声でお話しします。

ここのお店で、写真の赤い布を見つけました。
これで、色んな魅力的アイテムをこしらえる予定です。



下にあるひもは僕が編んだものですが、
たとえば風呂敷の角に結んでつなげれば
角が届かないときやバンダナを前かけにするときにも
便利です。
太い本藍染めの木綿糸を使っているので
色がよく丈夫で使いやすい。
ふろしきとひもを組み合わせると
レパートリーが倍増するので楽しみです。

浅草生まれの僕はやはり低地の
東(ひがし)東京に足が向いてしまうので、
この次は東京湾も近い浦安辺りに引っ越そうかな。

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先月、ふろしきの使い方講座をさせていただいた
浜松町のエコプラザの記事を紹介します。
エコプラザ
国産材をふんだんに使ったぬくもりのある施設で、
環境についての色々な本を読むことのできる
図書館のようなスペースもあります。
近くにお越しの際は
ぜひ一度お立ち寄りください。

昨晩パソコンが壊れてブログを更新できず、
今朝は近くの漫画喫茶のパソコンから
メールのやりとりなどをしました。
午後になって、近所に住む
パソコンに詳しいお兄さんに観てもらい、
結局は本体内部のほこりを払ったことで
復活っ☆

うちは一つの部屋で寝て起きて、
食べて奏でて縫い物をするので
ほこりも集中します。
今後はパソコンも小まめに掃除しよう。

前の記事の東京湾のいきものたちに
アイナメ、カサゴ、エボダイを
追加しました。

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まだまだたくさんいますが、
自分なりにちょっとまとめました。

植物 : よし あまも 海苔 まてばしい
貝  : あさり 本はまぐり ばか貝 ムール貝
鳥  : 白ちどり はましぎ すずがも(冬)
動物 : ねこ かわうそ(昔)
小魚 : アジ イワシ たつのおとしご
天ぷら: はぜ しろぎす ぎんぽ
にょろ: うなぎ あなご ごかい
鯛形 : まだい 黒鯛 めばる
「さ」: さば さより さわら
出世魚: ぼら すずき こはだ
海底 : かれい ひらめ こち
甲殻 : 芝えび わたりがに しゃこ
軟体 : まだこ こういか なまこ
こわい: ごんずい うつぼ 赤エイ

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きょうは実家の店(浅草合羽橋の菓子・料理道具屋)の
手伝いに行ってきた。
最寄の田原町駅からの途中に空き地があって、
なんと自然に生えてきた雑草のなかに
(アシ。ヨシとも呼ぶ)がすらり!

もともとここいらは、海からも遠くない湿地で
ヨシも繁っていたのだろう。
近くには吉原(ヨシ原)という地名もある。
空き地に生えたヨシは、小鳥が種を運んだのか
または数十年の眠り種が目覚めたのか。

日本の別名に、「豊葦原瑞穂国」「秋津島」がある。
訳すと「ヨシとお米の国」「トンボの島」となり
水の豊富さが感じられる。
縄文時代、日本の人口の半分は
東京湾流域に住んでいたという。
広大な干潟から採れる無数の貝は
手堅い食料であった。

そして、貝や他の多くの魚介類にとって
水に浸る湿地に繁るヨシ原は
巣や隠れ場ともなる
ゆりかごのような存在だ。

よしずの材料でもあり、
人の生活にも欠かせない。
稲刈りの後にヨシを刈ったという。

そんな母なるヨシ原が
川辺や河口にひろがれば
浮世絵のように絵になる
風景がよみがえるでしょう。

隅田川にも、一部でヨシを生やしている
場所があり、そこを覗くと
カニがたくさん歩いてました。
これを広げてって、アジの踊る
魅惑の海を輝かせ、ハマグリを拾って
ホワイトデーのお返しに渡すような
日がくることを一心に願っております。

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最近つくったものをちょっと紹介。


紺の国民ふろしき。



青緑ふろしき。



秋田風防寒帽(ふろしき)



ふろしき水着と腰巻スカート
(内側にはふんどし風のサポーター)



手っ甲(ふろしき)

(参考)ひと昔前の東京湾

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やわらかくなったミカンを
外に置いておいたら、
今朝さっそく2羽のメジロがきて
果実をつついている。
昨日のツグミもきたので
メダカ池に水を注いだ。

もっと鳥を呼びたくなって、
おととし収穫した稲のもみを
ばら撒いたら、やっぱり
スズメが舞い降りた。
ちゅんちゅんワールドです。

お昼に日暮里のザクロへ行くと、
入口でカナリアが鈴やかな歌。
きょうも美味しくいっぱい
いただきました。

その後、谷中ぎんざを歩いていると
魚屋の店先にならぶハマグリたち。
左は輸入のシナハマグリ。
中央は外洋性のチョウセンハマグリ。
右のざるは内湾性のホンハマグリで、
なんと江戸前と書かれてある。

ホンハマグリは模様がきれいで
つやがあり、ぷっくらと厚みがあるので
一目瞭然だが、それにしても東京湾産はめずらしい。
自生しているものはほぼ絶滅状態だが、
江戸前の漁師さんたちが一所懸命
奇跡的に残った干潟(三番瀬や盤洲)を使って
稚貝から育てているという。

感動して見とれていると、
若奥さまやおばあさんが
こぞってこの江戸前はまぐりを
買っていきました。

このはまぐりが東京湾のいたる所で
自然に逢えるように、僕は今つくっている
水着をきっかけにもっと東京湾に親しみ
思いを広げていきたい。
みんなで泳いだり、潮干狩りのできる日が
きっとくるでしょう。

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