春の有明海の旅、トウネンで四種目。
スズメぐらいの大きさで大授搦では春100~200の群れが見られる。シギの仲間ではあまりにも小さいのでその年生まれと考えられ「当年」と和名の由来。体重約 25グラムで翼の長さはスズメより約 5センチも長い。
この最少のシギはオオストラリア、ニュウージーランド等の越冬地から北シベリア、西アラスカの北半球の繁殖地へ一万数千キロの渡りをする。
秋にはまた南半球の越冬地へと帰って行く。
渡りのルートは解明されているが飛翔力、飛翔術についての研究はまだ皆無。渡り時は追い風に乗ってと文献や研究者の弁であるが、その定説に関係なく、シギたちは目的地に向かって風の中を知恵も使って効率よく渡っていると思われる。
大授搦では潮が満潮になる前後、群れになって羽ばたきと滑空の繰り返しで、風の中を突っ込んでいくような直線的でスピードある飛翔を見せてくれる。
近距離でスピードある飛翔を撮りたいとイメージしていたが、この度の旅は飛翔シーンの出会いはあまりなかった。
やはり何度も足を運ばなくてはいい出会いがないかも。
潮がしっかり引いても近くに来てくれることもある。
潮位5㍍以上の時防波堤の下の石の上で。
海面の上を右に飛び、しばらくしてまた反対方向から飛翔シーンを見せてくれる。
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人が近づいたら近づいた分だけ離れて行き、ある程度までガマンしてから一斉に飛び出す・・・またまたア然!
潮位5メートル以上ならいつでも見られる光景。
もしかしたら、オオメダイ、サル、カラフトアオアシがいるかも、今度一緒に探してみましょう。若い人の方が鋭い目を持っているから頼りにしてます。