先住民族関連ニュース

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北方圏シンポジウム:北黄金貝塚遺跡を見学 最終日、講演会も /北海道

2009-08-31 | 日記
(毎日新聞 2009年8月30日 地方版)
 札幌市内で27日から開かれていた「北方圏の環境と文明」国際シンポジウム(毎日新聞社などによる実行委員会主催)は最終日の29日、伊達市などに会場を移して、見学会と講演会が行われた。
 来日中のスウェーデン王立科学アカデミーの研究者らは「アイヌ民族博物館」(白老町)や、縄文時代の住居跡などがある北黄金貝塚遺跡(伊達市)を見学。北海道の文化に触れた後、「だて歴史の杜カルチャーセンター」(同)での講演会に臨んだ。
 基調講演したスウェーデン国立北極研究所のアンダース・カルクビスト教授は「北極圏では資源確保を目的に国境の線引き争いが起きている一方で、温暖化のためにさまざまな変化が起きている」と報告。「地球の未来のために各国が協力して、問題解決のための研究をする必要がある」と話した。
 また、伊達市噴火湾文化研究所の大島直行所長と、国際日本文化研究センターの安田喜憲教授が「縄文が語る確かな未来」と題して対談。大島所長は「縄文時代の研究は、土器などのモノだけを見るのではなく、その文化的な背景にも目を向ける必要がある」と主張した。安田教授は「縄文人は環境と調和して1万年も生き続けてきたが、今は欲望のおもむくままに搾取して破壊し続けている。これから現代人はどうあるべきかを縄文人から学ぶ必要がある」とした。【佐藤岳幸】
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090830ddlk01040109000c.html

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アイヌ人権啓発費 政策提言受け1千万円 法務省概算要求

2009-08-31 | 日記
(北海道新聞08/29 08:58)
 法務省は28日、2010年度予算の概算要求を発表した。一般会計と登記特別開会を合わせた総額は前年度当初予算と比べて1・9%増の7921億円。政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の政策提言を受け、新規で「アイヌ問題に関する人権啓発活動費」として1千万円を計上した。
 同活動費は、懇談会がアイヌ民族に関して国民の理解を深める広報活動を行うと提言したことから、予算措置された。アイヌ民族の人権啓発を行うため、広報資料の作成やインターネットのバナー広告を掲載する。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/185353.html

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アイヌ舞踊、中国魅了 白老の11人が瀋陽で初公演

2009-08-31 | 日記
(北海道新聞 08/29 15:47)
 【瀋陽(中国遼寧省)高山昌行】胆振管内白老町で伝承されるアイヌ民族の古式舞踊が29日、中国東北部の瀋陽の世界遺産、瀋陽故宮博物院で披露された。同舞踊の中国公演は初めてで、神聖な伝統の舞が数百人の観客を魅了した。
 海外での公演は6年ぶり。演じたのは、白老町のアイヌ民族博物館伝承課長の山丸郁夫さん(53)ら男女11人。清の歴代皇帝が儀式を行った同博物院大政殿で、力強く勇壮なイヨマンテリムセ(クマの霊送りの踊り)や、美しく華麗なサロルンチカプリムセ(ツルの舞)などを披露した。<北海道新聞8月29日夕刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/185456.html

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アイヌ民族の現状訴え 国際被害者学シンポ

2009-08-31 | 日記
(北海道新聞08/28 08:30)
 胆振管内白老町の学芸員で、アイヌ民族の能登千織さん(26)が27日、水戸市の常磐大で開かれている第13回国際被害者学シンポジウム(世界被害者学会主催)で基調講演し、アイヌ民族の現状や将来について語った。
 被害者学は、犯罪や事故、災害などの被害者と家族への影響や救済法、権利などを研究。最近は、先住民族など社会的に差別を受けている人たちの人権問題についても問題提起がなされている。
 27年ぶり2回目の日本開催に合わせ、海外の研究者から「アイヌ民族の現状を報告してほしい」との強い要望があり、能登さんの基調講演が実現した。
 能登さんは、中学生のころ、差別的に「アイヌ」と呼ばれ、自分がアイヌ民族であることを隠すようになったり、友人が結婚差別に遭ったりした体験談を交え、アイヌ民族が強いられた歴史を紹介。その一方で、学生時代、海外の若い先住民族と交流する中で「『アイヌ』と向き合う機会になった」と語った。<北海道新聞8月28日朝刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/dogai/185139.html

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