北海道新聞2024年11月21日 23:04
サケの木彫りに金属製の歯車を接着した個性的な作品を手に思いを語る早坂さん
札幌在住のアイヌ民族のアーティスト早坂賀道(よしみち)さん(59)の個展が、札幌市西区のMOAアートホール北海道(二十四軒4の2)で開かれている。伝統的な木工や木版画を色鮮やかな点描や装飾でアレンジした個性が光る約150点が並ぶ。30日まで。
早坂さんは旭川市出身。伝統楽器の演奏や木工など幅広い文化活動に取り組んできた。10年前に脳梗塞で倒れたことを機に、「人生は短い。型にはまらない作品づくりに挑戦したい」と決意。右半身にまひが残りながらも、木工や木版画でアクリル絵の具による点描や、金属製のビスや歯車といった異素材パーツを組み合わせた作品づくりを続けている。
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入場無料。午前9時半~午後5時。日曜と月曜は休み。