先住民族関連ニュース

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シーボルト展:日本を愛した子孫たち 曽祖父ハインリッヒ研究、関口さん来館 /長崎

2011-01-17 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2011年1月15日 地方版
 シーボルトの次男ハインリッヒ(1852-1908)の功績を紹介する「ハインリッヒ・シーボルト展」が長崎市鳴滝のシーボルト記念館で開かれているのに合わせて、ハインリッヒのひ孫、関口忠志さん(68)=東京都=らが14日、同館を訪れた。【蒲原明佳】
 ハインリッヒはシーボルトがヨーロッパに戻った後、妻ヘレーネとの間に生まれた5人のうちの1人。シーボルト没後の1869年に外交官として来日。日本人女性・岩本はなと結婚した。父の研究を引き継いで日本の美術工芸品も集め、日本が初参加したウィーン万博では出品の選定などで活躍。アイヌ民族研究など日本の考古学の草分けとなった。
 関口さんは学生時代から長崎を訪れるなどして曽祖父を研究。今回、ハインリッヒ没後100年(08年)に東京で展示した関口家所蔵のパネルなどで、その生涯を紹介している。「父の思いを引き継ぎ日本を愛したシーボルトの子供たちがどんな人たちだったのか、長崎の人にもにも知ってもらいたい」と展示を見つめていた。
 特別展は23日まで。同記念館(095・823・0707)。

http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20110115ddlk42040450000c.html

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ウタリ協会元理事長が死亡 自宅が全焼 新ひだか

2011-01-17 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 01/15 21:08)
 15日午前5時45分ごろ、新ひだか町静内真歌、秋田春蔵さん(83)方から出火、木造モルタル2階建てをほぼ全焼し、1階居間の焼け跡から秋田さんの遺体が見つかった。北海道アイヌ協会によると、秋田さんは同協会の前身の北海道ウタリ協会元理事長。
 静内署によると、秋田さんは1人暮らし。死因は一酸化炭素中毒で、出火原因を調べている。
 秋田さんは2001年8月から04年5月まで理事長を務め、アイヌ民族差別の撤廃運動に尽力した。
 隣家の住人が火災に気付き119番したという。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/268693.html

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住宅火災1人死亡 元道ウタリ協会理事長か 新ひだか

2011-01-17 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 01/15 13:32)

 【新ひだか】15日午前5時45分ごろ、日高管内新ひだか町静内真歌、無職秋田春蔵さん(83)方から出火、木造一部2階建ての住宅内部約140平方メートルを全焼し、1階から性別不明の遺体が見つかった。
 付近の住民によると、秋田さんは一人暮らし。秋田さんの所在が分からなくなっており、静内署は遺体は秋田さんとみて調べている。
 秋田さんは北海道ウタリ協会(現道件協会)の理事長を2001年8月から04年5月まで、静内町議(当時)を1991年から4期務めた。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/268660.html

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サケを寒干し、薫製作り 白老

2011-01-17 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 01/14 13:11)
 【白老】サケを丸ごと薫製にするアイヌ民族の伝統的な保存食「サッチェプ」の加工が、アイヌ民族博物館(若草町)で行われている。販売開始は4月上旬を予定している。
 白老沖で水揚げされたサケ約4千5百本を準備した。昨年12月に内臓を取って塩漬けしたサケを水洗いし、館内に丸太を組んで作った干場に頭を下にし、寒風干ししている。
 今年は秋サケの不漁で魚体は例年に比べ小ぶりだが、「今年に入って気温が下がったため、身が締まってうまみたっぷりに仕上がりそう」(同館)。
 3月上旬には、かやぶき屋根の伝統家屋チセの天井につるし、1カ月ほどいろりの煙でいぶして完成する。
 伝統的な製法で作っており、夏ごろに売り切れる人気商品だ。価格は丸ごと1本4500円。小分けにした袋入りは500円。
 問い合わせは同館(電)0144・82・3914へ。(阿部里子)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/268514.html

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OITA見聞録:宇佐の極楽寺住職・国東さん 「アイヌ語集」を発見 /大分

2011-01-17 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2011年1月14日 地方版
 ◇採録年確定では国内最古
 宇佐市の極楽寺住職・国東利行さん(83)が、福井市の曹洞宗・普門寺で発見した江戸中期の僧・空念の蝦夷地(北海道)踏破の古文書を元に、「松前・蝦夷地納経記」を札幌市の北海道出版企画センターから出版した。空念の古文書には、納経のため立ち寄った地名や採録年(1704年)がはっきりしたものとしては国内最古のアイヌ語集もあり、資料が極端に少ないアイヌ語研究にとって貴重なもの。【大漉実知朗】
 ◇僧が蝦夷を歩く
 国東さんがまとめた松前・蝦夷地納経記によると、空念は、江戸後期の探検家・近藤重蔵(1771~1829年)の蝦夷地調査より約100年前、寺社に納経などをする廻国僧として元禄3(1690)年から18年間、南は琉球、薩摩から北は蝦夷、樺太、千島まで全国を旅し、険しい山や神社仏閣に立ち寄った。
 ◇アイヌ語史に光
 空念が蝦夷地に足を踏み入れたのは宝永元(1704)年3月。蝦夷地巡りには松前藩のアイヌ語通詞(通訳)を連れ、アイヌ語と日本語の対訳を採録した。「雪ハ おばせ」や「妻ハ まちい」など気象や家族の呼び名など約460語を採録している。
 アイヌ語に詳しい北海道大大学院文学研究科・佐藤知己教授(48)によると、最古のアイヌ語集は「松前ノ言」(約120語)と言われるが、記述者不明で室町末期~江戸初期のものという。佐藤教授は「現代アイヌ語は変容が激しいが、空念の資料は300年前のアイヌ語が記録されている。闇に閉ざされたアイヌ語史の解明に光りを投げかけた」と話す。
 また、古文書には4月、火山の臼岳(有珠山)に登り祈願し、6月には江差などを訪ねている。納経した証しとして住職や宮司が礼文をしたためた後、押印している。国東さんは「この時代に民間人が蝦夷地を歩いたことが記録されているのは画期的」と語る。
 ◇祖父の縁で大発見
 普門寺本堂は1955年に焼け、空念の他の古文書は焼失したが、松前・蝦夷地納経記の元になった古文書は残った。焼けた部分はあるが、判読可能だった。国東さんの祖父・飜迷(ほんめい)師は行動的な人で、67歳だった1893年に普門寺に行き、空念が全国行脚で宇佐神宮を訪ねたことを突き止め、記録に残していた。その記録を読んだ国東さんが「宇佐・国東の禅宗・浄土真宗の寺院史」の研究をしようと普門寺を訪ねたのが、今回、貴重な古文書の大発見につながった。松前・蝦夷地納経記は、国東さんが約4年かけ紀行文とアイヌ語集としてまとめた。
  ◇ 
 納経記はA5判で243ページ。3780円(税込み)。問い合わせは同センター(011・737・1755)。

http://mainichi.jp/area/oita/news/20110114ddlk44040557000c.html

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