(西日本新聞朝刊 2011年1月25日 00:21 )
【台北・佐伯浩之】台湾プロ野球のラミーゴ・モンキーズの主力選手でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)台湾代表にも選ばれた林智勝内野手(29)が、今シーズンから自身の先住民族名「乃耀阿給(ナヤウアケ)」に登録を変更する考えを明らかにした。実現すると、台湾球界初の先住民族名の選手が誕生する。台湾メディアが24日伝えた。
林選手は、台湾当局が認定した14の先住民族(約51万2千人)のうち、最も多いアミ族(約18万7千人)の出身。「乃耀」は祖父の名前で、「阿給」はアミ族語の「大切にする」という意味があり、祖父が名付け親という。台湾では、球団の登録名は全住民が持つ身分証表記を使うが、先住民族は身分証に漢名の他に先住民族名の登録が可能という。
林選手は今週中にも行政に身分証の登録を先住民族名に変更。試合では「林智勝」と「乃耀阿給」の2種類のユニホームをホームとビジターで使い分けるという。
所属球団は今年、ラニュー・ベアーズからチーム名を変更。本拠地も高雄市から桃園県に移した。林選手は「祖父を尊敬している。自分も祖父の思いに応えて再出発したい」と話している。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/222897
【台北・佐伯浩之】台湾プロ野球のラミーゴ・モンキーズの主力選手でワールド・ベースボール・クラシック(WBC)台湾代表にも選ばれた林智勝内野手(29)が、今シーズンから自身の先住民族名「乃耀阿給(ナヤウアケ)」に登録を変更する考えを明らかにした。実現すると、台湾球界初の先住民族名の選手が誕生する。台湾メディアが24日伝えた。
林選手は、台湾当局が認定した14の先住民族(約51万2千人)のうち、最も多いアミ族(約18万7千人)の出身。「乃耀」は祖父の名前で、「阿給」はアミ族語の「大切にする」という意味があり、祖父が名付け親という。台湾では、球団の登録名は全住民が持つ身分証表記を使うが、先住民族は身分証に漢名の他に先住民族名の登録が可能という。
林選手は今週中にも行政に身分証の登録を先住民族名に変更。試合では「林智勝」と「乃耀阿給」の2種類のユニホームをホームとビジターで使い分けるという。
所属球団は今年、ラニュー・ベアーズからチーム名を変更。本拠地も高雄市から桃園県に移した。林選手は「祖父を尊敬している。自分も祖父の思いに応えて再出発したい」と話している。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/222897