先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

台湾先住民関連の学術シンポジウム 日本人学者らタロコ戦役の研究発表

2015-11-01 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2015/10/30 12:06

(花蓮 30日 中央社)政治大学原住民族研究センターは30日、花蓮県秀林郷で日本統治時代の1896年から約18年間にわたって続いた台湾原住民(先住民)タロコ族の抗日蜂起に関する学術シンポジウムを開催。日本と台湾の研究者らが人類学や統治政策の面などからタロコ族の歴史を振り返った。
「第8回日台原住民族研究フォーラム」の中で実施され、会場には研究者のほか、タロコ族の王国洲秀林郷長や地元住民など約50人がつめかけた。特に激しい戦闘が繰り広げられたタロコ戦役は昨年、終結から100周年を迎えたが、牡丹社事件(台湾出兵)や霧社事件などに比べ関連の研究は進んでいない。
開会式で原住民族研究センターの林修テツ・センター長は「シンポジウムを通してタロコ族の人々が自主的に行う研究と国際的な研究をつなげることができれば」と挨拶。台湾原住民に詳しい笠原政治さんは「過去について考えるとてもいい機会」と語り、理解と研究の促進に期待を示した。(テツ=徹のぎょうにんべんをさんずいに)
(齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201510300002.aspx

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金曜の夜はaggiiiiiii散歩 第48回:「DAY-OF-THE-DEAD!!」

2015-11-01 | 先住民族関連
http://voguegirl.jp/ 2015.10.30

おっす、オラaggiiiiiii! この原稿がアップされるころ、わたしは遅い夏休みを取ってメキシコにいる予定です! メキシコ・シティに数日滞在したあと南東部のオアハカという市へ移動するのですが、メキシコの中でも最も多くの先住民族が暮らすこのオアハカは”DAY OF THE DEAD”(死者の日)という祝日を盛大に祝うことでも有名。この”DAY OF THE DEAD”、町のいたるところに派手な骸骨と十字架がぎゅっと飾られたキッチュな祭壇があらわれることをなにかで知ってから、いつか行ってみたいなあと思っていました。
このお祭りは、毎年10月31日から11月2日までの3日間にわたって行われます。メキシコでは11/1と11/2の2日間は、亡くなった魂がこの世に帰ってくる日だと考えられており、コンセプトは日本のお盆と似ているのですが、こちらの人たちはこの日決して故人を偲んでしんみり過ごしたりはしません。前夜祭の10/31をふくめた3日間、前述のカラフルな飾り付けを目で楽しみながら、彼らはメスカルという強いお酒を飲んだり、踊ったり、墓場でピクニック(!)するなどして夜じゅう朗らかに過ごすのです。た・の・し・そ・う! 現地では絶対に墓場ツアーに参加しようと思っているところです。ちなみに11/1は子供の霊、11/2は大人の霊が帰ってくるとされています。
そしてひな祭りにひなあられがあるように、”DAY OF THE DEAD”には砂糖でできた頭骸骨のオブジェ(?)がかかせません。これを模したメイクが人気で、Youtubeで検索したら、丁寧なハウツービデオを作っているひともたくさん。おでこに蜘蛛の巣を描くのがいけてるとみた。そういえば、なぜハロウィンにお化けの格好をするかというと、一説には、やってきたお化けたちがまたあちらの世界に帰るときに人間の姿をしていると道連れにされてしまうので、連れて行かれないように同族の格好をするんですって。においとかでばれないのかなー(現実的)。それでは、来週の更新はお休みとなりますので、再来週にまたお会いしましょう~! お元気で~! ヒュルルル~!
PHOTO : AP/AFLO
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aggiiiiiii(アギー)
兵庫県生まれ、東京在住。2007年よりオルタナティブカルチャージン『KAZAK』をはじめ、2013年にはソフィア・コッポラ監督『ブリングリング』のオフィシャルファンジンも手がけた。とりあえずなんでもDIYでやろうとする。旅行が好き。http://www.kazakmagazine.blogspot.jp
http://voguegirl.jp/fashion/20151030/aggiiiiiii-48-day-of-the-dead/

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1日に国民文化祭出演、くしろ蝦夷太鼓

2015-11-01 | アイヌ民族関連
釧路新聞 2015年10月30日
  北海道くしろ蝦夷太鼓保存会(石田博司会長)は31、11月1日に鹿児島県出水市文化会館で開催される「第30回国民文化祭・かごしま2015『和太鼓の祭典』」に特別出演する。同保存会が国民文化祭に出演するのは今回で3回目で、道内から唯一の出演。石田会長にとっては初の全国規模の公演となるだけに、出演するメンバーは張り切っている。同保存会は道の推薦を受けた特別出演で、2日間の公演の「トリを務める」。出演するメンバーは若手中心の11人で、石田新会長にとっては初めての全国的な舞台。公演ではアイヌ民族の伝統楽器ムックリと和太鼓による幻想曲「サルルンカムイ」と釧路の短い夏を表現した勇壮な「夏祭り」の2曲を披露する。  
http://www.news-kushiro.jp/news/20151030/201510305.html

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記者の目:国立アイヌ拠点施設整備=千々部一好(北海道報道部)

2015-11-01 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2015年10月30日 東京朝刊

象徴空間が整備されるポロト湖畔には現在、民間の「アイヌ民族博物館」があり、アイヌの踊りが披露されている=北海道白老町で、手塚耕一郎撮影
 ◇先住民族主体の態勢を
 先住民族アイヌの歴史や文化を学ぶ拠点として、政府のアイヌ政策推進会議(座長・菅義偉官房長官)は、国立博物館やアイヌ文化の伝承・体験ゾーン、慰霊施設で構成する「民族共生の象徴となる空間」(象徴空間)を2017年度に着工すると決めた。場所は、北海道白老町のポロト湖畔。20年7月の東京五輪開幕と同時のオープンを目指し、年間100万人の来場者を見込む。
 ◇運営トップへの起用議論されず
 この事業を単なるハコモノづくりに終わらせてはならない。アイヌから土地を奪い、独自の文化や言葉も失わせて同化を迫ったこの国の歴史を直視し、多様な文化を尊重する国に生まれ変わる機会にしなければならないと思う。そのためには、アイヌが中心となって事業を推進できる態勢づくりが必要だ。
 国の基本方針では象徴空間は「アイヌの主体的参画を確保する」としているが、残念ながら運営のトップにアイヌを起用するといった案はこれまでの議論では出ていない。
 先住民族をめぐっては、07年9月に国連で先住民族権利宣言が採択され、08年6月には国会がアイヌを先住民族とする決議をした。これを受け政府の有識者懇談会が09年7月、「先住民族の尊厳を尊重し差別のない多様で豊かな文化を持つ活力ある社会を築く象徴」として、象徴空間の整備を提言した。
 象徴空間のうち慰霊施設は、明治以降、アイヌの了解を得ずに研究目的で墓を掘り起こして集められ、全国12大学が保管する1636体の遺骨などを1カ所に集めて弔うものだ。この施設について北海道アイヌ協会(加藤忠理事長)は、慰霊の儀式が行えるよう墓所にふさわしい高台の広い敷地での整備を求めている。しかし、会議では広い敷地の必要性には触れられておらず、必ずしも協会の希望に沿った形で進んでいない。
 政策推進会議の委員を務める道アイヌ協会の阿部一司副理事長(69)は「国連の先住民族権利宣言を踏まえ、施設の整備だけでなく、アイヌの生活や進学率の向上など総合的な立法的措置も考えてほしい」と注文を付ける。アイヌが居住する市町村全体の大学進学率は43・0%なのに対し、アイヌに限ると進学率は25・8%にとどまり17・2ポイントも低い(13年、道調べ)。
 日本は「単一民族国家」といわれてきた。しかし、北海道大の佐々木利和・客員教授(アイヌ文化史)は「日本列島には日本と琉球王国の二つの国家、さらに日本語とアイヌ語、琉球語をそれぞれ母語とする三つの文化があった」と指摘する。それは時代区分からも裏付けられる。日本の時代区分は旧石器時代に始まり、縄文、弥生、古墳、平安、鎌倉、室町、江戸などに分けられているが、北海道は独自の道を歩んできた。縄文の次は続縄文、擦文(さつもん)、そしてアイヌ文化期とされている。
 ◇「単一民族国家」超え共生社会へ
 アイヌが暮らしてきた北海道と、琉球王国のあった沖縄で培われてきた独自の文化を改めて考えさせられた出来事があった。沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事が9月下旬、スイス・ジュネーブでの国連人権理事会で行った米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対の演説だ。
 翁長知事は県内の米軍基地は「沖縄が自ら望んで土地を提供したものではありません」と強調。さらに、戦後70年続く米軍基地問題に対し「沖縄の人々は自己決定権や人権をないがしろにされています」と訴えた。「沖縄」を「アイヌ」と置き換えても通じると感じた。
 演説の実現を支援したNGO「市民外交センター」(本部・東京)の上村英明代表(恵泉女学園大教授)は「自己決定権とは、国連の先住民族権利宣言に盛り込まれた重い言葉。世界で3億7000万人いる先住民族は自らの文化やアイデンティティーを奪われてきたが、自らの問題は自ら決めることが国際的な流れだ」と指摘する。
 だが、アイヌの側にもいまだに全国組織がつくられていないという課題がある。アイヌ政策は北海道の地域課題と思われがちだが、首都圏など道外に移ったアイヌも多く、全国的な政策展開が必要だ。
 13年の道の調査によると、道内にはアイヌが1万6786人いるとされるが、最大の団体である道アイヌ協会ですら会員数は約2300人にとどまる。11年6月には国が道外のアイヌの調査結果を初めて公表したが、把握できたのは210人にとどまった。差別を恐れて名乗り出ないケースも多く、実態とはほど遠い。アイヌの全国組織づくりを促進し、拠点施設の整備・運営に主体的に参画できる態勢をつくることが、多民族共生社会の実現への一歩につながると思う。
http://mainichi.jp/shimen/news/20151030ddm005070012000c.html


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先住民アミ族、海域の“主権”主張 台東県に尊重呼びかけ/台湾

2015-11-01 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2015/10/29 17:41

(台東 29日 中央社)東部・台東県台東市の台湾原住民(先住民)アミ族の長老は29日、祖先が古くから支配してきた「伝統的領域」とされる海域の領有権を主張し、同県政府に対し先住民の主権を尊重するよう呼びかけた。
長老は、台湾光復(日本統治の終結)から70年が経ったものの、先住民の通航権や漁業権などは返還されていないと強調。台東大学生命科学科の劉炯錫教授は、来週開かれる公聴会で先住民の声に耳を傾け、意見を尊重するよう県政府に求めた。
長老が主張を行った杉原海水浴場にはオーストラリア先住民のクリスティーン・グラントさんも駆けつけた。グラントさんはオーストラリア政府が海域の管理に関するルールを定める際、先住民と協議を重ねた末に合意に至ったという事例を紹介し、台湾の政府もできるだけ多く先住民と話し合いをしてほしいと述べた。
(盧太城/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201510290008.aspx

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白老町文化祭31日開幕、趣味の作品など一堂に

2015-11-01 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2015年10月29日(木)朝刊】
 白老町文化団体連絡協議会(文連協、有江則雄会長)主催の第50回白老町文化祭が今月31日から11月3日までの4日間、町中央公民館で開かれる。町民による趣味の作品が展示されるほか、ステージ合同発表会が3日午前11時から行われる。
 開祭式は31日午前9時から同公民館前庭で行われる。1、2階を会場にした展示公開は31日から2日まで行われ、絵画や書道、写真、革工芸、盆栽、菊花、生け花、陶芸、絵手紙、アイヌ文様作品、木工、手工芸、幼稚園・保育園園児や小中学校児童・生徒の作品などが並ぶ。
 ステージ合同発表会は、大正琴、民舞、フラダンス、アイヌ民族の古式舞踊、歌、民謡、剣詩舞、ひょっとこ踊り、詩吟、ジャズダンス、舞踊、越後踊りなどが披露される。
 白老町文化祭は1966年(昭和41年)11月に第1回が開かれた。室蘭民報はその様子を「町公民館に白老小中校、日大高校、大昭和製紙白老工場、観光協会、婦人会などの協賛で菊花、生け花、写真、絵画、人形、手芸、書道、民芸品などを1、2階会場にズラリ展示、朝から町民が押し掛けてにぎわっている」と伝えている。
(富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2015/10/29/20151029m_08.html

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鉄分たっぷりの室蘭の塩「ルル」開発に成功

2015-11-01 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2015年10月29日(木)朝刊】

【写真=ミネラル成分が豊富な褐色の食用塩を開発した関根代表(右)と山中准教授】
 室蘭市絵鞆町の母恋めし本舗(関根勝治代表)と室蘭工業大学の共同研究により、鉄分とカルシウムのミネラルを豊富に含んだ褐色の食用塩「室蘭の塩 FCルル」(仮称)の開発に成功した。今後、量産・販売を目指し、さらに研究を重ねる方針だ。
 FCルルは昨年1月から関根代表が開発に取り組み、今年6月に室蘭テクノセンターのものづくり創出支援事業の採択を受けて同大大学院工学研究科の山中真也准教授(化学工学)と本格的に共同研究を開始。F、Cはそれぞれ鉄とカルシウムの元素記号から取り、ルルはアイヌ語で「塩」を意味するという。
 海水を天日で濃縮。さらに鋳鉄と主成分が炭酸カルシウムのホッキ貝の貝殻を入れ一緒に煮詰めると、成分が溶け塩1グラム中に鉄分が約9ミリグラム、カルシウムが約20ミリグラム含まれる食用塩ができた。関根代表は「当初、塩1キログラムあたり2千円ほどの燃料費がかかってたが、濃縮する際に泡を発生させ蒸発スピードを2倍にした」と話す。コストの削減につながり、現在は燃料費を約130円ほどにまで減らした。
 また、山中准教授は「一般的に発売されているミネラルが入った塩と比較すると、100グラムあたりで鉄が50~200倍。カルシウムは3~20倍多い」と説明する。
 完成した塩は、あめやふりかけに加えて販売を検討しているという。今後は鉄を1、2ミリグラムまで減らす調整を行い、さらにコスト削減を進める構えだ。将来的に塩を単体で発売することを目標に研究を進めている。
(柴田圭介)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2015/10/29/20151029m_01.html

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