中央フォーカス台湾 2015/10/30 12:06

(花蓮 30日 中央社)政治大学原住民族研究センターは30日、花蓮県秀林郷で日本統治時代の1896年から約18年間にわたって続いた台湾原住民(先住民)タロコ族の抗日蜂起に関する学術シンポジウムを開催。日本と台湾の研究者らが人類学や統治政策の面などからタロコ族の歴史を振り返った。
「第8回日台原住民族研究フォーラム」の中で実施され、会場には研究者のほか、タロコ族の王国洲秀林郷長や地元住民など約50人がつめかけた。特に激しい戦闘が繰り広げられたタロコ戦役は昨年、終結から100周年を迎えたが、牡丹社事件(台湾出兵)や霧社事件などに比べ関連の研究は進んでいない。
開会式で原住民族研究センターの林修テツ・センター長は「シンポジウムを通してタロコ族の人々が自主的に行う研究と国際的な研究をつなげることができれば」と挨拶。台湾原住民に詳しい笠原政治さんは「過去について考えるとてもいい機会」と語り、理解と研究の促進に期待を示した。(テツ=徹のぎょうにんべんをさんずいに)
(齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201510300002.aspx

(花蓮 30日 中央社)政治大学原住民族研究センターは30日、花蓮県秀林郷で日本統治時代の1896年から約18年間にわたって続いた台湾原住民(先住民)タロコ族の抗日蜂起に関する学術シンポジウムを開催。日本と台湾の研究者らが人類学や統治政策の面などからタロコ族の歴史を振り返った。
「第8回日台原住民族研究フォーラム」の中で実施され、会場には研究者のほか、タロコ族の王国洲秀林郷長や地元住民など約50人がつめかけた。特に激しい戦闘が繰り広げられたタロコ戦役は昨年、終結から100周年を迎えたが、牡丹社事件(台湾出兵)や霧社事件などに比べ関連の研究は進んでいない。
開会式で原住民族研究センターの林修テツ・センター長は「シンポジウムを通してタロコ族の人々が自主的に行う研究と国際的な研究をつなげることができれば」と挨拶。台湾原住民に詳しい笠原政治さんは「過去について考えるとてもいい機会」と語り、理解と研究の促進に期待を示した。(テツ=徹のぎょうにんべんをさんずいに)
(齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201510300002.aspx